〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
SOWER(滋賀・永原)
2022年4月、永原駅から車で5分ほどの場所にある15室のみのオーベルジュ「ロテル・デュ・ラク」内にオープンした「SOWER」は、湖北地方の豊かな歴史文化と風土を再解釈し、地域や自然に寄り添い表現するガストロノミーレストランです。
シェフのコールマン・グリフィン氏は、カリフォルニア・サンフランシスコの三つ星レストラン「benu」、ナパバレーの「Meadowood」を経て、「ミシュランガイド東京」で二つ星を獲得した飯田橋の「INUA」でスーシェフを務めた料理人です。以前から日本の地形から生み出される多様な食材の違いに興味を持っていたコールマン氏が、豊かな自然に囲まれた湖北の地で、滋賀県の恵みを使った新しい食を生み出しています。
日本の食材を使いながらも、多くの日本人にとって未知の食体験を提供してきた「INUA」では、既存のセオリーに囚われない調理法の開発に挑んでいたコールマン氏。その経験を糧に、豊かな発想と多彩な調理法で作り出す、食材の魅力を最大限に活かした料理は、唯一無二と言っても過言ではないでしょう。東京から地方に移り、食材との向き合い方にも変化が生まれ、環境全体で料理を促えているとのこと。食材の生産が与える資源の循環や、コミュニティの存続への影響を大切に考えているそうです。 琵琶湖の漁師さんと直接触れ合い、学び、新鮮な湖魚を直接仕入れたり、季節ごとの新鮮な滋賀の野菜を仕入れたりと、地域に根差し健康や環境に配慮したメニューを提供しています。
12~15品で構成されるコースは16,500円から。おかひじき、梅酢、八重桜と日本らしい食材で彩られ、琵琶湖の湖畔をイメージするような「琵琶湖の小鮎炭火焼」や、美しいダンスを見ている気分になる「ズッキーニとケンサキイカの素麺」など、記憶に残る料理を楽しめます。
サービス担当のキャシー・ジオン氏も「benu」にてサービスマネジメントを経験した後、「INUA」にてオリジナリティのある独自のレストラン文化を構築した功労者。快適な空間を作り出す、プロならではのサービスが光ります。「SOWER」でしか表現のできない、四季折々の湖北の素晴らしい食体験ができるガストロノミー、是非訪れていただきたい新店です。
食べログレビュアーのコメント
『どのお料理も食べやすい味でした。心地よいイノベーティブフュージョン料理。
後半に掛けて「INUA」らしい味を感じたりしました。
フュージョンとしても違和感なくまとまりが良かったですよ。
シェフのコールマン・グリフィンさんの片言の説明も明るく楽しく
サービス精神も満点です。
雰囲気も最高に良いロケーションでしたので泊まりだったら尚良かったでしょうね。
スタッフの皆さんが素敵な方ばかり。コスパという言葉を使うのは
あまり好きでは有りませんが、十分に満足度が高い素晴らしいレストランでした。
まだランチはされていない様ですがディナーでもまた改めて伺いたい。
この日全てのお料理に感動しましたが
記憶に強く刻まれたのはこの付近に生息する日本鹿。
ソースのインパクトもさることながら絶妙な火入れにより引き出された
やわらかさと旨味がジビエの終わりのタイミングに滑り込み頂く事が出来ました。
意図しておらず、まだこの時期に頂けるなんてと驚きました。』(海原雄コ♡さん)
『滋賀の地元素材が美味しくいただけます。心に残るほど美味しい料理が何品もありました。驚くような道を進み到着しますが、ぜひ季節を変えて行きたいお店です‼︎』(りなのすけ1976さん)