ラーメン王の異名を持つ小林孝充さんが、2022年の「今食べたい3店」をエリアごとにピックアップしてくれました! 映えあるその店舗と、選んだ理由について伺います。「東京編」「東日本編」に引き続き、最終回となる今回は「西日本編」です。

1. 中華そば 朱(広島県尾道市)

2019年惜しまれながらも閉店した尾道を代表する名店「朱華園」。二代目店主の高齢化と跡継ぎの不在によるものでしたが、その朱華園の味を引き継ぐ店が2020年にオープンしました。それがこの「中華そば 朱(しゅう)」です。

まこたけ
中華そば(650円)   出典:まこたけさん

お店を営むのは初代店主の奥さんと二代目店主の妹さん。妹さんは朱華園時代も麺を作っていたとのこと。

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券売機   出典:riki0602さん

食券機を見ると1杯から5杯まで中華そばのボタンがあるのが面白い。こんなのは初めて見ました。ワンタン麺や朱華園本店だけで提供していた隠れた人気メニュー焼きそばもあります。

平たい細麺と醤油色のスープ、表面に浮く大きめの背脂ミンチという構成こそ朱華園から変わっていないですが、スープの口当たりがだいぶ優しくなったように感じます。麺もスープに合わせてか柔らかめの仕上がり。個人的にこちらの味もかなり好きです。

昔からの常連によると初代のころの味に近くなったとか。復活した名店の味を是非食べてみてほしいです。

2. 橋本食堂(高知県須崎市)

都内で鍋焼きラーメンを出す店もでき、コロナ禍により通販でも食べられる鍋焼きラーメンに注目が集まってきています。本場である須崎市には鍋焼きラーメンを出す店が数多くありますが、その中でもおすすめしたいのがこの「橋本食堂」です。

佳まる
鍋焼きラーメン(580円)   出典:佳まるさん

蓋をしたままの状態で提供され、開けるとまだ鍋はぐつぐつ。一気に湯気が立ち上ります。

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硬めの麺   出典:yuta86さん

スープは親鶏の旨味が強く、麺は硬めで伸びにくいものとなっています。熱くて食べるのが大変ですが、そこで蓋をうまく取り皿に使うのが通の食べ方だとか。是非一度現地でも体験してみてください。