その他の海鮮メニューや冬季のふぐ料理もおすすめ

タコ以外にも、冬季(10〜3月)のとらふぐ料理や、旬の魚介を使ったメニューが豊富に用意されており、訪れるたびに新しい味に出会えるのもこの店の魅力。お造りや炭火焼き、揚げ物、酢の物などバラエティに富んでおり、同じ海鮮を様々な調理法で食べ比べることもできる。

なかでも山本さんが特におすすめするのが以下の2品で、どちらも素材の味わいが濃厚かつダイレクトに楽しめるメニューだ。

「海鮮炭火焼き盛り合わせ」1,280円

生の大アサリやホタテ、イカなどの海鮮と干物が盛り合わせになっている食べごたえのあるメニュー。日間賀島や各地の漁港から届く旬の海鮮が、好みの焼き加減で食べられるため、常連客からも好評な一品。干物以外は軽く味付けがしてある。

山本さんが特に感動したという「あなごの干物」は単品でも注文可能で1人前が605円。通常は焼き上げた状態で提供されるが、卓上で焼きながら食べたい場合は、炭代として別途200円が必要。

七輪で自ら炭火で焼きながら食べられる
 

山本さん

「あなごの干物」もあまり他では見たことがない食材でした。炭火でサッと炙って食べると、食感はふんわり柔らかく、干物ゆえに凝縮した穴子の味わいが楽しめます。

日間賀島のもうひとつの名物・ふぐを使った料理は10〜3月が提供期間。山本さんが推す「ふぐの唐揚げ」をはじめ、てっさや炭火焼き、てっちり、白子料理の数々が味わえる。日間賀島の冬の味覚の王者「とらふぐ」を地元より仕入れており、前述した単品はもちろんフルコースも用意。いずれも他店や専門店と比べてリーズナブルな価格設定なのもうれしい。

ふぐの唐揚げ2,750円(提供期間は10〜3月)
 

山本さん

冬季限定のふぐは、ちょっと贅沢ながらも海鮮を楽しみ尽くすならば注文したいところ。唐揚げ以外にもバリエーションに富んだ調理法で提供してくれるので、ぜひ好みのメニューを味わってください。

名古屋にいながら日間賀島や各地の新鮮な魚介料理が楽しめる「晴快荘」。最大40名まで対応可能な座敷がある名古屋本店、カウンター席や少人数から利用できる個室がある東新町店と、シチュエーションに応じた使い分けも可能なので、コロナ禍が落ち着いた暁には、仲間とともに極上の料理に舌鼓を打ちつつ楽しい夜を過ごしてみてはいかがだろう。

※価格は税込

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認ください。  

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

撮影:間宮 博
文:森下右子