【食べぺディア】羊肉ブームのキーワード『生ラム』

当たり前のように食してきたけれど詳しくは知らない定番食材や料理、流行っているのは知っているけれど実はまだ食べたことがないスイーツなど、食の世界は未知の情報で溢れている。そんなときは「食べぺディア」を読んで情報アップデート! 行きたいお店も保存しちゃおう。

新鮮さとやわらかさに驚く「生ラム」。普通のラム肉との違いは?

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北海道「さっぽろジンギスカン 本店」より   出典:Gericさん

何度もブームになってきた羊肉だが、いまその人気は一層過熱中。肉質がやわらかく羊特有の香りは少ない、生後1年未満の羊肉を指す「ラム」のなかでも、「生ラム」への注目度が数年前から上がってきている。

生ラムとは、調理されるまでの流通のなかで一度も冷凍されていないラム肉のことを指す(“生”と付くが生食のことではない)。冷凍すると肉組織を傷つけるため旨みが損なわれてしまうが、物流システムの発達により、チルドのままでの輸送が可能になったことで、おいしい生ラムが出回るようになったのだ。

大阪「生ラム肉専門店 らむ屋」より
大阪「生ラム肉専門店 らむ屋」より   写真:お店から

生ラムを食べに行けるお店は、ジンギスカンが名物の北海道に多いのはご想像のとおりだが、札幌の人気店「さっぽろジンギスカン 本店」の暖簾分けが東京に出店しているなど、実は他エリアでも出合うことができる。北海道から沖縄まで、生ラム専門店を銘打ったお店が増えているので、お近くでも探してみてはいかが?

【東西】生ラムのジンギスカンが旨い店

生ラムの味をダイレクトに楽しみたいなら、まずは羊グルメの代表格ジンギスカンがおすすめ。生ラムジンギスカンは焼いてからタレやスパイスを付けて食べることが多いので、肉質の違いがよく分かるはず!

【東京】都内にいながら、札幌クオリティを味わえる「金の羊」

忙しい私
臭みがなく想像以上にやわらかいと好評の「生ラム肉ジンギスカン」   出典:忙しい私さん

JR新橋駅から徒歩5分ほどの場所にある「金の羊」は、名店「さっぽろジンギスカン 本店」の暖簾分けとして2005年にオープンした。

豚ホルモンやエゾ鹿肉もあるが、ここでは生ラムを必ず注文するのがルール。希少なアイスランドシープの生ラムを使用したジンギスカンは、そのおいしさから「札幌気分を東京で味わえる」といった口コミも寄せられている。

【大阪】さまざまな部位を自分好みの味付けで楽しめる「生ラム肉専門店 らむ屋」

生ラムのモモ肉やラムチョップ、肩ロースなどを揃えている
生ラムのモモ肉やラムチョップ、肩ロースなどを揃えている   写真:お店から

大阪の生ラム専門店の中でも食べログ上位をキープしている「生ラム肉専門店 らむ屋」。日本橋駅から徒歩3分ほどの場所にあり、オーストラリア産の生ラムをリーズナブルかつボリューミーに提供することで人気を集めている。

焼き方はレアかミディアムレアがおすすめだそう。卓上に岩塩やスパイスが置いてあるので、好みの味付けでジンギスカンを楽しんで。

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

※記事公開日(2021年11月11日)時点で「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名等を掲載しております。最新の情報はお店の方にご確認ください。

文:平石紗代、食べログマガジン編集部