3. 道東きっての高級回転寿司「鮨ダイニング 月」

オホーツク海の流氷を間近に感じる極寒の地に「鮨ダイニング 月」はある。「鮨ダイニング」とあるように、高級感のある店内には至る所に水路がめぐらされ、照明はすべて「月」に見立てられているこだわりが面白い。

トウモロコシ 巡り
「鮨ダイニング 月」の内観   出典:トウモロコシ 巡りさん

このゆったりとした空間が「月」の持ち味。夜には窓明かりと相まって幻想的な空間を生み出している。

フォーリンデブはっしー
「活ほっき」374円(税込)   出典:フォーリンデブはっしーさん

北海道にはつぶ貝、ほたてと人気の貝が揃っているが、個人的にはほっき貝がイチオシ。鮮度の良いほっきは、ほんのりとした甘さと磯の香りが口いっぱいに広がり幸せを感じる。

「流氷ドラフト」737円(税込)

すぐそばがオホーツク海となれば、飲みたいのはブルーのラベルが鮮やかなこちらの地ビール。オホーツク海の流氷を仕込み水に使用している爽やかな飲み口だ。

これだけ豪華な鮨ダイニングだとファミリー客は敬遠してもおかしくないが、そこは「回転寿司」の持つ魔力。店を訪れるハードルが一気に低くなり、気軽に足を運べるようになる。網走の地にこんな回転寿司店があることを知っていただければ幸いだ。

4. 雅な雰囲気漂う実力店「回転寿し 和楽」

観光客で賑わう小樽運河付近にある「和楽」。本店は札幌にあるが、こちらの小樽店は寿司大激戦区にありながらも高い人気を誇っており、おすすめには北海道の旬の寿司がずらりと並んでいる。

「生銀かれい」264円(税込)

銀かれいとはカラスカレイのことで、北海道では定番の寿司。冷凍ものなどではパサつきを感じてしまうことも多いが、同店のものはさすが生だけあってプニュッとした柔らかい食感が楽しめる。こういった寿司に店の実力が出るものだ。

「秋鮭」462円(税込)

なるほど、これはサーモンではなく、THE鮭といった味わい。旬の鮭特有の脂の乗りが素晴らしく、北海道を感じる一皿。人気のアトランティックサーモンとは違った濃厚な鮭の味を楽しみたい。

小樽市内には寿司店が100店舗以上もあり、回転寿司店も多く軒を連ねるが、中でも「和楽」の人気は高い。観光地にも期待を裏切らない回転寿司店があることはうれしい限りだ。

5. 北陸直送ののどぐろが自慢! 「回転寿司割烹 伊達和さび」

噴火湾沿いに位置する伊達市にある高級回転寿司店。「伊達温泉」の経営というのがめずらしいが、寛げる空間を演出しているのはさすがだ。

 MmYb
「活けぼたん海老」418円(税込)   出典: MmYbさん

注文が入ると店内のいけすから捌かれるのだが、皿の上でもボタンエビが飛び跳ねるほど活きが良い。生のエビのプリッとした食感を試してほしい。

らばしん
「和さびづくし」858円(税込)   出典:らばしんさん

本マグロ赤身、中トロに北海道ではめずらしいのどぐろが入った三貫セット。北海道には八角やソイ、マツカワカレイなど地元ならではの美味な白味が多数あるが、あえて北陸から直送しているという。道民の皆さんに味わっていただきたいという気持ちの表れだろう。

「寿司割烹」と名乗っているように一品料理は50種類近く、北海道の地酒などアルコールも豊富に取り揃えてあり、居心地も良い。温泉帰りにおいしい寿司を食べることができる地元の方が本当にうらやましい。

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取材・文・撮影:米川伸生