1958年に東大阪に誕生した「元禄寿司」から始まった回転寿司の文化。現在でも大阪には「スシロー」「くら寿司」の本社が置かれるなど回転寿司熱は高く、安さと遊び心にあふれた飲食業態として広く親しまれている。ある意味「回転寿司は100円!」という文化が根付いている地域ではあるが、今回はちょっとリッチな高級系の回転寿司を紹介したい。
1. 「鮮度がごちそう」をテーマに世界の旬が大集合!「大起水産回転寿司 堺店」
「大起水産回転寿司」は、大阪を代表するグルメ系回転寿司店。水産会社の直営で産地直送の流通システムを自社で構築しているため、とにかく鮮度にこだわった寿司が楽しめる。回転寿司以外にもテイクアウトとイートインができる「街のみなと」という小売店を展開しており、こちらも人気だ。
回転寿司業界でいち早くオーロラサーモンを取り入れたのがこちらのお店。まだ回転寿司ではトラウトサーモンが常識だった10年以上前にアトランティックの生サーモンに目を付けたのは流石だ。アトランティックサーモンの中でも自然環境に近い健康的な環境で育てられたオーロラサーモンは、きめ細かな脂のりとなめらかな味わいがたまらない。
大起水産の人気の理由のひとつが、大きめに切りつけられた寿司ダネにある。酢飯を覆い尽くすどっぷりとした寿司ダネは、海外からの観光客にも大人気だ。こちらの軍艦もサービス盛りと言ってもいいくらいの山盛り。時折、こういったサービス商品に出会えるのも回転寿司の楽しみのひとつだ。
随時生本マグロの解体ショーを行なっているなど、1本まるまるマグロを仕入れているだけあってさまざまな部位がおいしい状態で提供されるのも大起水産ならでは。希少部位のカマトロは口に入れた瞬間の脂どけが絶妙だ。こういったレアメニューがグランドメニューにあるのはうれしい限り。
地元の方のみならず、海外からの観光客にも人気の回転寿司店。「鮮度がごちそう」をテーマにしているだけあって、いつでも世界の旬が味わえるのがなんと言っても魅力だ。