オープン早々、京都で注目のホテルに
1999年にシアトルで設立され、インテリアからファシリティまでエッジーなセンスで瞬く間に話題のホテルとなったエースホテル。アメリカとイギリスで展開してきたが、アジア初進出の地として選ばれたのが京都。烏丸御池の交差点でランドマーク的存在だった商業施設「新風館」のリニューアルに伴い、2020年6月に開業した。
エースホテル京都のロビーはオープンスペースが特徴。宿泊者ではなくても自由に利用できるとあって、リモートワークに勤しむ人や、ソファで寛ぐカップルなど、常に人が絶えない人気スポットになっている。
ロビーに入ってすぐに感じるのは音量大きめの心地よい音楽。エースホテルはもともと創業者のアレックス・カルダーウッドが、音楽仲間が滞在できるようにと古いビルを改修してホテルにしたのが始まり。だからロビーやレストランでの音楽はもちろん、客室にレコードプレーヤーやギターが置いてあることも話題になった。
あのバーラウンジが再開!
そんなエースホテル京都の飲食スペースは3つ。バーラウンジの「PIOPIKO」、イタリアンの「Mr.Maurice’s Italian」、コーヒーショップの「Stumptown Coffee Roasters」だ。
中でも高い天井と大きな窓が海外の雰囲気を感じさせる「PIOPIKO」は、お洒落スポットの多い京都でも断トツのクールスポットとしてオープン早々話題に。もともとお酒を楽しむバーラウンジというコンセプトだったこともあり、緊急事態宣言中はやむなく休業をしていたが、10月からいよいよ営業を再開。京都のナイトラバーや旅行者にうれしいニュースだ。
「PIOPIKO」で提供するのはタコスを中心としたアメリカン・メキシコ料理。料理を監修するのはL.A.のメキシコ系アメリカ人シェフ、ウェス・アヴィラ氏。元々はキッチンカーでタコスを売っていたのが人気を呼び、連日行列ができるほどに。そこから人気シェフに上り詰めたという、まさにアメリカンドリームを実現させた人物だ。
ウェス・アヴィラ氏が来日した際は京都の市場などを回り、京都ならではの食材からインスピレーションを得てメニューにも反映したそう。10月からの再オープンで提供される料理にも日本オリジナルのタコスや、和の食材が使われているのでL.A.と日本の融合を楽しんでほしい。