福岡県の和菓子〈お取り寄せ編〉

旅をすることでいろんな和菓子に出会ってきました。そして、和菓子を知ることはその地域の文化や歴史に触れるきっかけにもなります。そんな出会いこそ旅の醍醐味だと思っていましたが、こんなに旅行をするのが難しい時代がやってくるとは……! 定番のお土産でその地域を楽しむのもいいのですが、今回はもう一歩踏み込んで、知る人ぞ知る和菓子を紹介したいと思います。お取り寄せもできるので、ぜひ福岡を旅した気分で味わってみてください!

1. 気軽に楽しめるかわいい和菓子|季のせ

さっぱり仕上げた夏の羊羹「燦々」1,836円 出典:kuriayaさん

まず紹介したいのが、安産の神様として知られている、糟屋郡・宇美八幡宮の中にある「季のせ(ときのせ)」。少しハードルが高いと感じがちな和菓子を、おしゃれにかわいく日常のシーンに合わせて楽しむことができます。最近では新聞のWebサイトでも「新感覚の羊羹」としてクローズアップされていました。

同店は、福岡にあるカフェ「REC COFFEE」や、文具・雑貨メーカー「ハイタイド」とコラボ。ハイタイドとのコラボ商品「TABI-MONAKA」は、名前の通り「旅」をテーマに生まれた商品。片手で持ちやすく、もなかが割れないよう、縦型のBOXに入っています。

「TABI-MONAKA」6個入り1,296円

味はモカ、レモンミント、粒あんの3種類。ちなみに私は珍しく斬新なレモンミントがお気に入り。爽やかですっきりとした味わいです。

食べろガール
出典:食べろガールさん

さらに、お店が宇美八幡宮の中にあるということもあり、宇美八幡宮に伝わる慣わしや、子供たちへの願いをモチーフに作られたお菓子も販売されています。オンラインショップでは日持ちのする商品がメインですが、お店ではかわいらしい生菓子も購入できます。

2. もらっても贈ってもうれしい|博多運盛

次に紹介するのは川端通商店街にお店がある「博多運盛(はかたうんもり)」。店名でもある運盛は「ん」の付く名の野菜を食べて「運」を盛るという昔ながらの験担ぎに由来します。そんな同店のお菓子にはぎんなん、だいこん、きんかん、にんじん、なんきん、いんげん、れもん、れんこん「ん」の付く野菜のあんこが使われています。

えびちゅう
「運盛饅頭」8個入り1,998円   出典:えびちゅうさん

かぼちゃやれもんはお菓子ではよく使われる素材ですが、その他の野菜はどんな味がするのか?とワクワク。私はきんぴられんこんとあんこを混ぜた、甘じょっぱい「れんこん」が好きです。野菜のあんこが食べられるのは「運盛饅頭」8個入り1,998円と「うんどら」8個入り1,404円の2種類。あんこは同じでも、外側が変わるだけで随分と違った印象になります。

「うんどら」8個入り1,404円

新しく生まれた羊羹もジンジャー・マロン・マンゴー・オレンジ・レーズン・パインなど、しっかり「ん」の付く素材が使われています。ダークチョコレートを使った「運盛ようかん・黒」800円と、ホワイトチョコレートを使った「運盛ようかん・白」800円があり、どちらもお取り寄せ可能です。