3. 歴史や文化を堪能|熊屋 福岡店
もともと「熊屋」は長崎・平戸のお店で、平戸は貿易の拠点が出島に移されるまでの約90年間、貿易都市として栄えていました。そのため、海外の文化がいち早く取り入れられ、東洋と西洋が融合した独自のお菓子文化が発展した街です。同店では「花かすていら」「オランダボーロ」「カスポール」など一風変わった南蛮菓子がたくさんあります。
また、同店では江戸時代から伝わる「牛蒡餅」や、6代目が京都の麩饅頭をヒントに考案した「麩饅頭」が名物。歴史や文化を感じながら和菓子を楽しむことができます。
もふもふっとした独特な食感の麩饅頭。中にはとろっとみずみずしいあんこが入っています。特におすすめは、意外な組み合わせの「ジャスミン麩ゆずあん」。爽やかな香りが口に広がり、生麩独特の食感に癒やされます。麩饅頭はオンラインショップで購入可能です。
4. 福岡を感じる和菓子|お茶々万十本舗 富貴 本店
「お茶々万十本舗 富貴」は昭和42年創業の半世紀以上続く和菓子屋。季節の生菓子をはじめ、素材やネーミングから福岡を感じられるこだわりが詰まっています。例えば、銘菓「お茶々万十」130円は、水を一切使わず、ほうじ茶で皮が作られています。中に入っているのは半透明のあんこで、口に入れた瞬間に思わず笑顔になってしまう、やさしい味わいの饅頭です。
そして、お土産に持って来いなのが「博多カステラ」152円。カステラといえば四角を想像しがちですが、このカステラは丸! 丸いフォルムともふっとした感触がなんともかわいらしい。福岡・博多は饅頭発祥の地として、昔から多くの饅頭を生み出してきたことに由来し、この形になったんだそう。
他にも「しりたたき」など、地元のお祭りや文化にちなんだお菓子が揃っています。こちらもすべてオンラインショップから購入可能。
5. 地域に根ざしたふるさとの味|菓匠 きくたろう
「菓匠 きくたろう」は北九州にある和菓子屋。カフェも併設していて、お昼時には行列ができています。創業から六十余年、もともとはお菓子の卸売、そしてかりんとうを製造していた会社で、同店は2016年にオープン。創業当時から馴染みのあるお菓子には懐かしさを感じられ、洋菓子テイストを取り入れ、新たに誕生した和菓子も楽しむことができます。
なかでも一押しは、注文してから作ってもらえる「きびだんご」。あつあつ、もちもちの団子に、たっぷりのきな粉がかかっています。このきな粉がまた香ばしい!!
遠くの人にもこのおいしさを伝えたい!!!と思ってホームページを確認したところ、なんと、オンラインでも購入できることを知りました……!!! 冷凍状態で届くので、熱湯に浸せば出来立て同様のきびだんごを自宅で食べられます。自分で作る楽しさを味わえるのもいいですよね。幅広い年代に喜ばれること間違いなし!のお団子です。
他にも饅頭やどら焼きなど、おしゃれな中にどこか懐かしさを感じる和菓子をいただけるお店です。