目次
お菓子の歴史を語らせたら右に出るものはいない! といっても過言ではない、お菓子の歴史研究家・猫井登先生が、現在のトレンドを追いつつ、そのスイーツについて歴史を教えてくれちゃうという、一度で二度おいしいこの連載。今回は夏季特別編として、この夏食べたい「ひんやりスイーツ」特集を4回に分けてお届け。今回は、夏に食べたくなるスイーツのひとつ「アイス」のおすすめ店を紹介します。
【猫井登のスイーツ探訪・夏季特別編】ひんやりスイーツ特集Part3「アイス」
着物のように優美なビジュアルのアイスと出合える「ジョウタロウ・サイトウ・カフェ 銀座店」
「ジョウタロウ・サイトウ」は、斉藤上太郎氏による、伝統的な着物のほか、デニム着物、和小物を展開する日本のブランド。
祖父に染色作家の故・斉藤才三郎、父に現代キモノ作家・斉藤三才氏を持つ。27歳で着物作家としてデビュー。
「JOTARO SAITO GINZA SIX」は、JOTAROデザインのインテリア空間の中に、JOTAROの世界観を味覚で表現したカフェを併設。こちらでは「洋菓子でも和菓子でもない、これまで見たことのないような」アイスバーが販売されている。
味わいは、サッパリ系のものから濃厚系まで、幅広く全体で、20種類以上のラインアップが用意されている。上記写真のラインアップで言えば、ラズベリーとピーチ(白桃)を組み合わせ、カシス、レモンも加味した「ラズピ」が一番サッパリで、ロイヤルミルクティーにキャラメルを合わせた「ロイキャラ」、抹茶、マンゴー、ラズベリーを加味した「黒ごま抹茶あずき」は濃厚系。
アメリカンチェリーに白ぶどうを合わせた「ラインチェリーブルー」、マンゴーに酸味のあるキウイを合わせて洋梨を加味した「マンゴーキウイ」は、その中間といったところ。
一本一本のデザイン、色合いが、着物のように優美で美しく、さまざまに組み合わされた独創的な味わいを楽しむことができる。店頭購入で溶ける不安がある場合は、冷凍便による宅配にも応じてくれる。