デイリーに利用できる強い味方

気軽に立ち寄れて、安くてお腹いっぱいになれる町中華は、その町の良心とも言うべき存在。なかでもデイリーに利用できる定食や麺類が充実しているお店は、大衆の強い味方です。そんな愛すべき北九州の町中華の中から、おすすめの5店舗をご紹介します。

1. 昔ながらの大衆中華食堂|春燕

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繁華街のはずれの路地裏にあるお店   出典:あつもん20051883さん

こぢんまりとした店中に鳴り響く厨房の音。ジュワ〜、ザッザッ、カンカンカン。休む間もなく鍋を振る大将の背中越しに、中華鍋とおたまがぶつかる活気のある音が聞こえてきます。黙々と定食を食べる人や、一品を肴にビールを飲む人、料理をシェアしながらおしゃべりに興じる人たちなどで賑わう店内。空腹は最高のスパイスと言うけれど「春燕(しゅんえん)」ではこの活気こそがスパイス。昔ながらの食堂風情がたまりません。

銀寺
ボリューム満点の「豚天定食」850円   出典:銀寺さん

酢豚や八宝菜、麻婆豆腐などの定番中華のほかに「カレー焼きめし」(スープ・サラダ付き750円)や、焼きめしの上に野菜炒めがのった「特製焼きめし」(スープ・サラダ付き850円)など、和洋折衷のメニューがあるのも愛すべきところ。一品料理の他に、麺類、丼物、定食と種類も豊富で、安くてお腹いっぱい食べられるのがうれしい。なかでも、無性に食べたくなる禁断のメニューが「豚天定食」850円。カリフワの衣に包まれたジューシーな豚肉のフリットが、これでもかとてんこ盛りに。ビールのお供や、ご飯のおかずに、ヤミツキの味なんです。

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やさしい味わいの「太平燕」800円   出典:又五郎@さん

その他にも、「鶏天定食」850円、「酢豚定食」850円、「八宝菜定食」850円など、スープ(or 味噌汁)、ご飯、小鉢、漬物付きのサービス定食は16種類。夜も同じメニューが味わえます。さらに、単品メニューに+150円で、定食セットが付けられるサービスも。17時以降限定で、酢豚、麻婆豆腐、八宝菜、えび天、とり天の中からメイン2品が選べる「春燕定食」1,600円もリーズナブルでおすすめ。

2. 名物・台湾ラーメンで知られる老舗|梅子

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深夜まで賑わう人気店   出典:Yooh1さん

小倉駅からほど近い繁華街にある「梅子」は、創業30年の老舗中華料理店。平日は夕方から翌4時までの営業で、食事の人はもちろん、飲食店で働く人、タクシー運転手などにも重宝されているお店です。そんな同店の名物は特製「台湾ラーメン」660円。醤油ベースのスープに、たっぷりの挽肉と唐辛子。ニンニクの利いたパンチのある味わいで、飲んだ後のシメにも最適。お腹がいっぱいでも、スルリと入ってしまうラーメンです。

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お座敷もある   出典:現場のゆっき~特派員さん
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しびれる辛さがクセになる「台湾ラーメン」660円   出典:redpepper444さん

冷菜から点心、スープ、一品、揚物、麺類、ご飯物と豊富なラインアップも魅力。なかでも「酢豚」1,100円はマストで食べて欲しい一皿。カラッと揚がったやわらかい豚肉に、さらりとしたピリ辛の甘酢が絶妙な味わい。玉ねぎやニンジンなどの野菜は入らず、肉肉しいのが梅子流。

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甘酸っぱいソースとジューシーな豚肉の旨みが堪能できる「酢豚」1,100円   出典:redpepper444さん

何を食べようか迷ったら人気メニュー9品がセットになった2,000円コース、3,000円コースも高コスパでおすすめ。さらに、8の付く日は瓶ビール(中瓶)110円(1人3本まで)など破格のサービスも実施中。会社帰りのサク飯から、飲みのシメまで、さまざまなシーンに大活躍の小倉の名店です。