デイリーに利用できる強い味方
気軽に立ち寄れて、安くてお腹いっぱいになれる町中華は、その町の良心とも言うべき存在。なかでもデイリーに利用できる定食や麺類が充実しているお店は、大衆の強い味方です。そんな愛すべき北九州の町中華の中から、おすすめの5店舗をご紹介します。
1. 昔ながらの大衆中華食堂|春燕
こぢんまりとした店中に鳴り響く厨房の音。ジュワ〜、ザッザッ、カンカンカン。休む間もなく鍋を振る大将の背中越しに、中華鍋とおたまがぶつかる活気のある音が聞こえてきます。黙々と定食を食べる人や、一品を肴にビールを飲む人、料理をシェアしながらおしゃべりに興じる人たちなどで賑わう店内。空腹は最高のスパイスと言うけれど「春燕(しゅんえん)」ではこの活気こそがスパイス。昔ながらの食堂風情がたまりません。
酢豚や八宝菜、麻婆豆腐などの定番中華のほかに「カレー焼きめし」(スープ・サラダ付き750円)や、焼きめしの上に野菜炒めがのった「特製焼きめし」(スープ・サラダ付き850円)など、和洋折衷のメニューがあるのも愛すべきところ。一品料理の他に、麺類、丼物、定食と種類も豊富で、安くてお腹いっぱい食べられるのがうれしい。なかでも、無性に食べたくなる禁断のメニューが「豚天定食」850円。カリフワの衣に包まれたジューシーな豚肉のフリットが、これでもかとてんこ盛りに。ビールのお供や、ご飯のおかずに、ヤミツキの味なんです。
その他にも、「鶏天定食」850円、「酢豚定食」850円、「八宝菜定食」850円など、スープ(or 味噌汁)、ご飯、小鉢、漬物付きのサービス定食は16種類。夜も同じメニューが味わえます。さらに、単品メニューに+150円で、定食セットが付けられるサービスも。17時以降限定で、酢豚、麻婆豆腐、八宝菜、えび天、とり天の中からメイン2品が選べる「春燕定食」1,600円もリーズナブルでおすすめ。