目次
〈2020 食通が惚れた店〉
新型コロナウイルスの流行により、飲食店にとっては大きな危機を迎えた2020年。でも、外食シーンの火は消えない! こんなときこそ、おいしいものを食べて元気になり、飲食店を応援したいものです。
そこで、グルメ情報を熟知した有識者に、2020年に惚れ込んだお店や料理についてアンケートを実施。「最も印象に残った店」「2,000円以下のお手軽グルメ」「おすすめお取り寄せ」をうかがいました。
今回は、食べロググルメ著名人の川井潤さんにお答えいただきます。
教えてくれる人
川井 潤
料理の鉄人ブレーン(1993年~99年)。(株)博報堂DYメディアパートナーズを退職後、現在は食品メーカー、新聞社、IT関連企業、テレビ制作会社等のアドバイザーを務める。ここ数年は、地域や食のため、料理人の地位向上のために、日本のみならず海外でも活動中。食べログフォロワー数No.1レビュアー(2020年12月現在)。
今年のベストレストラン
Q. 2020年、最も印象に残った飲食店を教えてください
A. 「Plaiga TOKYO」です
「Plaiga TOKYO(プレーガ トウキョウ)」は2020年6月に大手町に開店したモダンフレンチ。コロナ禍にニューオープンさせたチャレンジ精神は見事。
古賀シェフが繰り出す皿は、前菜であってもまるでメインディッシュのような素材を使っている。例えば「毛蟹、春菊のジュレとほぐし身に蟹味噌掛けキャビア乗せ、蟹味噌フレーク」は、足し算料理ながら、散らかることなくきちんとまとまっていてお見事。味の幅を最大限に活かした、独創的でおいしい料理に驚かさた。