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ラーメン王の異名を持つ小林孝充さんが、2024年の「今食べたい10店」をエリアごとにピックアップしてくれました! 映えあるその店舗と、選んだ理由について伺います。前回の「東京編」に引き続き、今回は「東日本編」をお届け。
1. マルエーラーメン(北海道・札幌市)
2017年から7年連続「食べログ ラーメン EAST 百名店」に選ばれている札幌の名店「MEN-EIJI HIRAGISHI BASE」。そのEIJIが2023年にオープンしたセカンドブランドがこの「マルエーラーメン」です。

注文を受けてから切り出して手もみする麺が特徴的。有名製麺所が鎬を削る札幌に新しい流れを作り上げるか注目です。
2. ケンチャンラーメン(山形県・山形市)
ガツンと利いた煮干し、極太麺、脂身(身入り)という強烈な特徴で人気の「ケンチャンラーメン」。山形に行ったら是非食べて欲しい一軒です。

山形を中心に東北地方では何軒か支店がありラーメン好きからは他の地方への進出が熱望されていましたが、2024年3月にとうとう関東初進出(茨城県古河市)しました。
3. さんくるげ(福島県・田村市)
喜多方ラーメンや白河ラーメンなど強力なご当地があり、老舗が強い福島県において一番新しく「食べログ ラーメン EAST 百名店」入りしたのがこの「さんくるげ」です。

しかしこのさんくるげは地元の人以外には非常にハードルが高く、土日祝休みで営業は午前中のみ。しかも田村市という新幹線などからは少し外れ他県からはちょっと行きづらい場所にあります。しかしその高いハードルを乗り越えていく価値は十分にあり。こだわりの塩らぁ麺以外にたんたん麺もおすすめ。
4. 古民家ヌードゥル 黒揚羽森住(千葉県・大網白里市)
かつて「ちゃぶ屋」や「MIST」などでラーメンを提供し、プロデュースした「香港MIST」ではミシュランの星を獲得するなど、時代の寵児として大活躍をしていた森住さん。その森住さんが2024年大網白里市にオープンした店がこちら。

広めの開かれた厨房に森住さんが直接立ち、ラーメンを作り上げていきます。ちゃぶ屋、MIST時代とは違い、最初にふわっと魚介が香るラーメンは優しい味わいで食べ終わった後にうまかったーーーと満足できる一杯です。


5. 自家製手打ち麺 禿(埼玉県・川越市)
コロナ禍の中、間借り営業ながらもラーメン好きから強い支持を受けていた「Do-jin」が、店名も「自家製手打ち麺 禿(かむろ)」と改め2024年1月に独立店としてオープンしました。

ウリは店名にも冠している自家製の手打ち麺。店頭で打たれるもちっとした極太の麺の食感がとても楽しいです。