天然?養殖? 今川焼き?大判焼き?
温かい食べ物が恋しくなる季節……。食べ歩きをするなら、焼き立てのあったか〜い「たい焼き」か「今川焼き」はどうだろう!
「たい焼き」は、1909(明治42)年創業の浪花家総本店の初代が創作したのがはじまりと言われていて、一匹ずつ焼かれているのが「天然もの」、一度に何匹も焼くのが「養殖もの」と呼ばれていたりする。
「今川焼き」は、最初に売り出したお店が東京・神田今川橋付近にあったことが名前の由来と言われている。「今川焼き」は、関東地方を中心に全国的に知られている呼び名で、「大判焼き」は中国、四国地方や東海地方を中心に呼ばれるようになった。他にも、主に近畿地方や九州地方では「回転焼き」と呼ばれていたり、地域によって呼び名が異なる歴史あるお菓子だ。
1. 浪花家総本店
「浪花家総本店」は「およげ!たいやきくん」のモデルにもなった有名なお店で、たい焼きの元祖とも言われている。鯛は「めでたい」で縁起物、そして当時、鯛は庶民の口になかなか入らない高級品ということもあり、鯛形にしたのがはじまりとのこと。
「食べログ スイーツ TOKYO 百名店」にも選ばれている同店のたい焼きはあんこ一択。皮は薄めでパリッと焼かれ、甘さ控えめのあんこがしっかり入っている。
持ち帰りのほか、2階の喫茶スペースでも食べることができる。「鯛焼」180円の他、たい焼き最中やかき氷、焼きそばなどもあるので、小腹が空いた時にも立ち寄りたい。