天然?養殖? 今川焼き?大判焼き?

温かい食べ物が恋しくなる季節……。食べ歩きをするなら、焼き立てのあったか〜い「たい焼き」か「今川焼き」はどうだろう!
「たい焼き」は、1909(明治42)年創業の浪花家総本店の初代が創作したのがはじまりと言われていて、一匹ずつ焼かれているのが「天然もの」、一度に何匹も焼くのが「養殖もの」と呼ばれていたりする。
「今川焼き」は、最初に売り出したお店が東京・神田今川橋付近にあったことが名前の由来と言われている。「今川焼き」は、関東地方を中心に全国的に知られている呼び名で、「大判焼き」は中国、四国地方や東海地方を中心に呼ばれるようになった。他にも、主に近畿地方や九州地方では「回転焼き」と呼ばれていたり、地域によって呼び名が異なる歴史あるお菓子だ。

1. 浪花家総本店

ち ゃ り ん こ
出典:ち ゃ り ん こさん

「浪花家総本店」は「およげ!たいやきくん」のモデルにもなった有名なお店で、たい焼きの元祖とも言われている。鯛は「めでたい」で縁起物、そして当時、鯛は庶民の口になかなか入らない高級品ということもあり、鯛形にしたのがはじまりとのこと。

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「鯛焼」180円   出典:ぱくごくさん

食べログ スイーツ TOKYO 百名店」にも選ばれている同店のたい焼きはあんこ一択。皮は薄めでパリッと焼かれ、甘さ控えめのあんこがしっかり入っている。

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イートインも可能   出典:m.m.tokyoさん

持ち帰りのほか、2階の喫茶スペースでも食べることができる。「鯛焼」180円の他、たい焼き最中やかき氷、焼きそばなどもあるので、小腹が空いた時にも立ち寄りたい。

2. たいやき ひいらぎ

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出典:JoeColombiaさん

「ひいらぎ」も「食べログ スイーツ TOKYO 百名店」に選ばれているお店。30分かけて焼き上げるこだわりのたい焼きは硬く、表面がパリッとしていて香ばしい。

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「たいやき」180円   出典:su_taさん

皮は薄焼で、今にもはみ出そうなくらい尻尾までたっぷりと詰まったあんこが特徴。中身は粒あんだけだが、ソフトクリームなどを使ったアレンジメニューも取り揃えている。

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ソフトクリームにダイブ!   出典:アダログさん

夏の期間中(10月まで)は、熱いと冷たいを同時に味わえる「たい焼きソフト」500円が登場。たい焼きが頭からソフトクリームにダイブしたかわいい一品。その他「あずきシェイク」450円など、季節限定の味も楽しめる。

3. 今川焼 かしわや

*あんこ*
出典:*あんこ*さん

東急世田谷線・三軒茶屋駅の改札側にある「今川焼き かしわや」。小窓から注文するテイクアウトのみのスタイルで、隣にはそば屋も併設している。

*あんこ*
白い今川焼き   出典:*あんこ*さん

普段からボリュームたっぷりの今川焼きを販売している同店だが、水曜・第2・第4日曜限定で白い今川焼きを販売している。ただしこの日は通常の今川焼きを販売していないので注意! 白い今川焼きは、生地にタピオカ粉が練り込まれていてモチモチの食感。

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日替わりメニューも充実。この日は「カレー」   出典:*あんこ*さん

定番の「小倉あん」120円をはじめ、「りんごクリーム」200円などの少し変わった日替わりメニューもある。ぜひ、定番と白を食べ比べてみて。