【TOKYOオシャレ業界人の食図鑑】
FILE No.004
ヒラオインク代表
平尾香世子さん
Kayoko Hirao
【人物プロファイル】
どんなに多忙でも
変わらぬ美しさを保つPR美女
いつも華やかなルックスが目を引くファッション業界イチ(※小泉調べ)のエレガント女子、平尾香世子さん。「マルニ」や「トリーバーチ」などのファッションブランドPRをはじめ、レストランや商業施設のプロデュース、ビューティやインテリアなどさまざまなPRを手がけ、世界を飛び回る日々を送っている。ハッキリとした物言い、ピリッとクールな眼差しは他を圧倒するインパクト。生半可な気持ちでファッション業界に入って来た若者には、ちょっと怖いかもしれない。しかしそれも全て、手がける仕事を完璧にこなすため。熱いハートで仕事と向き合う、パワフルウーマンなのだ。口を大きく開けて笑う無邪気な一面と、ビシッと仕事をやり遂げる男っぽい一面がありながら、たまに見せるとぼけたところが周囲を和ませる。
昔から美人で有名だが、40代になった今、美しさにさらに磨きがかかってきたともっぱらの噂だ。週2回パーソナルトレーナーをつけて運動し、リンパマッサージに酵素ドリンク、血液のクレンジング(オゾンクレンズ)など、美と健康のための努力は惜しまない。「このままメンテしていったら120歳くらいまで老けないで生きられると思う!」という彼女に、ぜひついて行きたい。
プライベートでは、旦那さんと素敵なインテリアのご自宅でゆったり過ごしたり、ハワイや南のリゾートにロングバカンスに出かけたりと、期待を裏切らない優雅なセレブっぷりだ。
PRを目指す人たちの憧れの存在。いつまでも美の権化であってほしい。
【食の傾向】
生産者の顔が見える安心食材を調理した
オーガニックな料理を美味しくいただく
美と健康には貪欲な平尾さんだが、「一番気を遣っているのが食事」だそうだ。食材は誰が、どこの土地で、どのような農法で作ったのかが分かる安心な食材を厳選している。体にいい調理方法のお店や、お友達のお店、信頼する漢方の先生にすすめられたお店など、美と健康が約束されたレストランで食事することが多い。また、どんどんお料理上手になってきたというご主人の手料理を自宅でのんびり食べることもある。
「20代の頃は何にも気にせずにお酒も食事も好きなものを食べてきた」そうだが、忙しい日々と無頓着な食事で体を壊してから、コンビニ弁当は一切食べず、添加物も排除、食材にも気を遣ってお酒もほどほどに。するとみるみる体の調子が良くなってきたという。
平尾さんがプロデュースを手がけている青山のエルカフェで久しぶりに一緒に食事をしたが、しっかりフルコースランチを食べる私に対して彼女は「夜は会食が入っているからサラダにしようかな」とサラダ&スープをチョイス。食後はスマートコーヒー(オーガニックコーヒーにグラスフェッドバターと中鎖脂肪酸100%のMCTオイルを加えてシェイクした話題のコーヒー)をオーダー。昔話に花咲くランチタイムでも、とことん体のことを考えていた。
オーガニックで美味しくて見た目も美しい食べ物って、本当に贅沢。彼女の真似したら、元気で不老なビューティになれるかな…。まずは薬膳、オーガニック、無添加からスタートしてみよう!
平尾さんが美と健康のために通うレストランはこちら!
食文化サロン 白金劉安
平尾さんが通うRサイエンスクリニックの院長・日比野佐和子さんに連れて行ってもらったという薬膳レストラン。究極の美肌・アンチエイジング料理は、丸4日間費やして調整されたスープ「漢方食養湯」、新鮮な野菜にすっぽん、フカヒレなど滋養あるメニューが揃う。淑女の美肌コース、西太后の美肌鍋コースなどのネーミングだけ見ても、効果がありそうだ。「ここの薬膳は中国4000年の歴史を体現している、本物の薬膳料理。どれも美味しい!」と絶賛。
青家
古民家を改築した心落ち着く空間で食べる優しい料理が女性達に人気。京都から取り寄せた伝統京野菜をはじめ、こだわりの京素材と旬の食材で作る京おばんざいと韓国家庭料理。手作りの京甘味もほっこりと美味。「薬膳の知識を基に旬の食材を使用した体に優しいおばんざいと韓国家庭料理。化学調味料を一切使用していないのもうれしいポイントです」
ELLE cafe Aoyama
「モダンウェルネス」をストアコンセプトに掲げ、「人と地球をヘルシーに」という想いのもとに、心と体が健康に、美しくなる食を提供している。ベーカリーデリ、オープンテラスカフェ、厳選素材を使った本格的なコースを愉しめるレストランという3つのスタイルが楽しめる。「ナチュラルな製法や信頼できる生産者が作る食材を活かした調理法だから、食後は体がスッキリする気がします」
【ファッションテイスト】
鎖骨見せエレガントワンピに
女性らしいヒール靴が定番
基本はワンピースやドレスなど、エレガントな装い。ある日の彼女は、マイランの鎖骨見せブラウスと、ドレープが美しい同ブランドのロング丈スカート。女性らしさが際立つヒール靴はサンローランだ。20代の頃から彼女を見ているが、デニムにTシャツなどのラフな服装は一度も見たことがない。いつだって鎖骨が美しく見えるオフショルダーや、ワンショルダートップス、肩や背中が大胆に開いたドレスが多い。足元は常にヒール靴か、エレガントなサンダル。間違ってもボロボロスニーカーなんて、履かない! ファッションショーでは鎖骨見せワンピにインカム姿で「○○さんをフロントローに通して」「早くね!」とスタッフにテキパキ指示している平尾さんは、きっと誰が見てもかっこいいと思えるはずだ。
イラスト:Sho Miyata