平成から令和へ移り変わってもなお、日本全国を席巻中の第三次タピオカブーム。2019年現在もその勢いは止まるところを知らず、各地に続々と新店がオープンしています。そこで、今年オープンしたタピオカドリンクの新店をおさらいしようというこの企画。まずは、タピオカドリンク激戦区・東京の中でも、おしゃれな印象の強いエリアに開店した新店に注目!

【タピオカ2019】おしゃれエリアのタピオカはちょっとオトナ向け。渋谷・恵比寿・表参道・吉祥寺の新店をチェック!

海外の人気店が日本に上陸するなら、やっぱり最初は流行の発信地を選ぶもの。本場で話題を集めるタピオカドリンクの名店も、おしゃれなエリアに集まるのが自明の理なわけです。そこで今回は渋谷、恵比寿、表参道、吉祥寺の最新店舗をチェック。どうやら厳選素材を使用した“ちょっとオトナ向け”なお店が増えているようです。

【渋谷】手づくり黒糖が染め上げた天然黒真珠「珍煮丹 マグネットバイ渋谷109店」

渋谷駅西側の新ランドマーク「マグネット渋谷109」にできた「珍煮丹(ジェンジュダン)」。2019年6月に日本初上陸を果たしたタピオカは非常に黒々。こちらは台湾の自社工場で手づくりしているという伝統製法の黒糖で煮込み、味や色を染み込ませているそう。着色料や添加物は一切使っていない天然ものなのです!

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出典:moon.tabe.109さん

上質な甘さの黒糖に合わせるため、鉄観音、アッサム、宇治抹茶といった世界各地を代表する高級茶葉を使用。ミルクも北海道産を20種ほど飲み比べて厳選したそう。「本場よりおいしい!」なんて声もちらほら出ています。

【恵比寿】賞味期限4時間の極生食感「吉龍糖」

沖縄産の手づくり天然黒糖を使用して人気を集めているのが、2019年4月にオープンした恵比寿の「吉龍糖 (ジロンタン JI LONG TANG)」。黒糖の製法自体は、台湾中部の港町である鹿港の職人が手ほどきした本場式なのだそう。

賞味期限わずか4時間という極生タピオカも大好評。つきたてのお餅のように柔らかく、もっちりとした食感が楽しめます。

【表参道】シックなタピオカ風カクテル「COMEBUYTEA 表参道店 」

2019年9月には台湾発のティーブランド「COMEBUYTEA(カムバイティー)」が日本上陸。まったく新しいタピオカ風ドリンクCREATEA(クリエイティー)を提供しています。

正確にはタピオカではなく、タロイモボールや黒糖こんにゃくゼリーといった台湾産の無添加ヘルシートッピングが中心。茶葉は独自開発のマシンでエスプレッソのように抽出し、台湾産フルーツ100%のジュースなどと合わせ、ティーバーテンダーがシェイクして完成です。洗練された表参道エリアに相応しい、モダンで上質なドリンクに仕上がっています。

【吉祥寺】小さな泡の力でおいしさだけを抽出「700cc 吉祥寺店」

2019年9月、日本1号店を吉祥寺にオープンさせたのは「700cc 吉祥寺店」。こちらも中国や台湾で350店舗以上を展開する人気のタピオカ&フレッシュジュース専門店です。

特徴的なのはウルトラファインバブル水を使用しているところ。1ミクロン以下という極小サイズの気泡が含まれる水により、茶葉や果実の風味を引き出しています。ちなみにお店があるのは井の頭公園の入り口すぐ側。テイクアウトして散歩がてら楽しむにもぴったりですよ!

ブームが続くほど味わいが多様化しているタピオカドリンク。「若い人が“インスタ映え”を狙って飲むもの」なんて敬遠していたオトナな方も、一度“タピって”みると価値観が変わるかもしれませんよ。

 

文:佐藤潮