9月27日オープン! コレド室町テラスのおいしい楽しみ方

「食・コト・モノ」との新たな出合いを楽しめる新商業施設「コレド室町テラス」が、2019年9月27日に、地下1階・地上2階の3フロア構成で東京・日本橋にグランドオープンしました。台湾・蘇州・香港などの国・地域で49店舗を展開する、台湾発のライフスタイル&ブックストア「誠品生活」や、台北で人気のレストラン「富錦樹台菜香檳」が日本初出店するなど、オープン前から台湾好きを中心に注目を集めていました。そんな、日本にいながら台湾気分を楽しめる日本橋の新名所を、「食」の観点からレポートします!

タピオカに台北の人気レストラン初上陸も! 日本橋で台湾気分を堪能

その1「富錦樹台菜香檳(フージンツリー)」

台北の松山空港近くにあるお洒落エリア「富錦街(フージンジェ)」でセレクトショップやカフェなどのライフスタイルショップを展開する富錦街グループが手がける、2014年に台北にオープンした人気レストラン「富錦樹台菜香檳(フージンツリー)」。

日本1号店となるこちらのお店では、31品からなる台湾料理を日本向けにアレンジすることなく、台北本店そのままの調理法で本場の味を堪能できます。

「カキと揚げパンのニンニクソース」

本店でも人気のメニュー「カキと揚げパンのニンニクソース」1,880円(税抜)は、カキと揚げパンに染み込んだソースがジュワッと口の中で広がるたびに食欲が増していく一品。また、ソースとも絡みやすい小ぶりなサイズのカキを使用しているため、カキの風味が苦手な人にも優しい味わいに仕上がっています。

「水蓮菜と木の実の炒め」

同じく本店での人気メニュー「水蓮菜と木の実の炒め」1,480円(税抜)。水蓮菜とは沼地に生える台湾野菜で、炒め物として調理されることが多いとか。野菜と海藻の中間のようなシャキシャキとした食感をぜひ味わってみてください。

 

なお、9月27日から11月14日まで、台湾前菜3種(台湾オムレツ、冷製ゆで鶏、キュウリ漬物)、メイン2品(カキのニンニクソース、台湾揚げ出し豆腐)、赤米入りご飯、スープがついた「オープン記念セット」1,800円(税抜)も登場。定価1,280円のグラスシャンパンも、特別価格の980円(税抜)で提供されるので、休日やのんびりしたい日のランチにもってこいです。

 

※「オープン記念セット」は11:00〜17:00限定

※カキが苦手な方は「水蓮菜と木の実の炒め」に変更可

その2「王德傳(ワンダーチュアン)日本橋店」

「王德傳」は1862年創業の台湾の老舗茶荘で、こちらも日本初出店の注目店です。茶師による伝統的な茶芸の実演を楽しみながら、台湾の烏龍茶や紅茶、緑茶各種を味わうことができます。

お茶は、「碧螺春(へきらしゅん)緑茶」「阿里山ウーロン茶」「凍頂ウーロン茶」「ビャクゴウウーロン茶(東方美人)」「蜜香紅茶」の5種類が用意されており、いずれも1,280円(税抜)。店内で味わう場合は茶師による最高の一杯(1杯おかわり無料)とともに、お菓子もサービスされます。

また、見た目も美しいティーカクテルも各種用意されています。ウーロン茶×ブランデー×フレッシュフルーツをミックスした「杏のえくぼ」1,880円(税抜)や、ウーロン茶×吟醸酒×フレッシュフルーツで作る「軽く閉じた目」1,680円(税抜)など、大人心をくすぐるネーミングのカクテルがずらり。

「ウーロンタピオカミルクティー」

もちろん、みんな大好き「ウーロンタピオカミルクティー」イートイン1,280円/テイクアウト750円(いずれも税抜)をはじめとする、ノンアルコールのドリンクも揃っています。

その3「誠品生活市集」

伝統食材から便利なキッチングッズまで取り扱う「誠品生活市集」には、クッキングスタジオが併設されており、今後は料理の実演やワークショップなども定期開催する予定だとか。

こちらでは、「インスタントタピオカ 紅茶ミルクティ」380円(税抜)なる、まさかのインスタントタピオカドリンクをゲットできちゃいます。これさえあれば、オフィスや自宅で、いつでもタピれますね!

日本橋だからこそ、買い物中に小腹が空いたら和食で腹ごしらえ

その4「だしいなり 海木 日本橋店」

台湾グルメを堪能したら、恋しくなるのは日本食。というわけで、買い物途中やちょっと小腹が空いたときに立ち寄りたい和食のお店をピックアップ。福岡の日本料理「海木」による、だしいなり専門店として関東初出店の「だしいなり 海木」は、ベスト腹ごしらえスポットでしょう。

水分を全く含まない、非常に割れやすい「南関あげ」を使用した「だしいなり(お味噌汁付き)」2個・1,200円〜(税抜)は、鰹だし、砂糖、醤油だけのシンプルな味付けで作られています。一口食べれば、おだしが口いっぱいに広がり、まさに口福のひととき。

もちろん、テイクアウトも可能なので、家族へのお土産や知人宅へのちょっとした手土産にも喜ばれること請け合いです。

その5「ソバキチ COREDO室町テラス店」

厳選した国産のそばの実を店頭の石臼で挽き、店舗で製麺した本格そばや日本酒によく合う一品料理が楽しめる「ソバキチ」。

「ソバキチ名物 夜鳴き蕎麦」

ランチタイムには「海老天丼と蕎麦」1,000円(税抜)や「山かけトロロ丼と蕎麦」780円(税抜)などのボリューム満点のセットメニューを、夜はカウンターにずらりと並ぶ日本酒や焼酎とともに「ソバキチ名物 夜鳴き蕎麦」980円(税抜)などをすするのがおすすめです。

「モツ煮込み」

「小腹が空いたけれど主食だとボリューミーだなぁ」という時は、4種のもつを厳選した八丁味噌で煮込んだ「もつ煮込み」400円(税抜)などの一品料理をチョイスしたいところ。店内はカウンター席をセンターに作られており、おひとりさまにも嬉しい仕様です。

限定ホットケーキで癒やしの休憩タイムを過ごしつつ、お土産も忘れずに!

その6「猿田彦珈琲 誠品生活日本橋店」

ちょっと一息つきたいときに立ち寄りたいスポットとなるのが、ブックディレクター幅允孝氏が総合プロデュースを手がけ、「コーヒーと言葉」をコンセンプトにした「猿田彦珈琲 誠品生活日本橋店」。様々なジャンルの本から幅氏がピックアップした言葉が、モーショングラフィックスとサインデザインの手法により店内に表現されています。

約30席ある店内では、ハンドドリップコーヒーや季節限定の「かぼちゃと黒糖きな粉のラテ」550円(税抜)などのドリンクとともに、猿田彦珈琲が手がけるアイスクリーム店「ティキタカ」のアイスクリーム各種、ホットケーキや焼き菓子などのスイーツメニューも充実。

「寿太郎のスペシャルホットケーキ(鳴門金時のモンブラン風ホットケーキ)」

ここでしか食べられないメニューとして「寿太郎のスペシャルホットケーキ(鳴門金時のモンブラン風ホットケーキ)」1,100円(税抜)や、11月14日までの期間限定で、コレド室町テラスをイメージしたオリジナルコーヒー「日本橋ブレンド」も登場するなど、限定メニューからも目が離せない!

「誠品パン」

そのほか、「銀座木村屋」の数量限定オリジナル「誠品パン」や、台湾から届いたキュートな雑貨など、館内のいたるところにお土産に最適なグッズが点在しています。

たくさんの本で溢れた館内で台湾気分も楽しむもよし、和食にほっこりするもよし。この週末は、日本橋に誕生した新スポットで文化的なスロータイムを味わってみては。

 

取材・文・写真:食べログマガジン編集部