【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレー#47】「バーワルチー」
飲み屋街としてすっかり有名になった赤羽。週末ともなると多くのお店が満席状態の賑わいです。そんな時は、今回ご紹介する北インド料理の名店「バーワルチー」がおすすめ。
「バーワルチー」の外観
テイクアウトメインの小さなお店ですが、ニューデリー出身のマスターが作る、現地の味を忠実に再現した本格的な北インド料理はどれも絶品! 個人的な話ですが、赤羽は僕の家から遠いにもかかわらず、ここのカレーが食べたいがために何度も足を運んでいる大好きなお店です。
インドのビールやワインもボトルで置いてあるので、実はお酒を飲めるお店でもあるんですよ。お昼はランチのセットメニューが基本ですが、こちらのお店が本領発揮するのは、やはり夜のアラカルト。
「チキンベイガン」
「チキンベイガン」1,250円は、バーワルチーオリジナルレシピの鶏肉と茄子のカレー。絶妙なスパイス使いで素材の美味しさが存分に引き出されていて、とにかく美味しい! マスター曰く「インドの露店の味」ということで、毎日食べても飽きのこない健康的な美味しさなのです。
「パラクパニール」
もうひとつ、「パラクパニール」1,250円も僕のお気に入りのメニュー。インドのカッテージチーズが入ったほうれん草カレーなのですが、インドほうれん草カレーランキングをつけるとしたらここが僕のNo.1!
ほうれん草の旨味や甘味はもちろん、ある種のエグみもあえて消さずに残し、スパイスマジックによってほうれん草の持ち味すべてが高められ、美味しさのレベルを最大限に増しているのです。ほうれん草がスパイスの力を借りて全力で美味しくなっているとでも言いましょうか。
そこに入るパニール(インドチーズ)は、ほうれん草の味を見事に引き立て、ほうれん草が持っていない美味しさでサポートする最高の具材。ほうれん草好きにはたまらない一品です。
「タンドリーロティ」
インド料理といえばナンを思い浮かべる方も多いでしょうが、こちらでは「タンドリーロティ」400円がおすすめ。全粒粉の香りがカレーの香りをさらに深め、高め、香りの相乗効果が生まれるのです。
化学調味料や着色料は完全無添加を徹底し、己の知識と技術のみで素材の美味しさをマックスまで引き上げることができるマスター。最高にカッコいい! 生粋の料理人なので、食べ方や飲み方、所作などが良くない人に対しては厳しいです。しかしそれは最高の状態で本物のインド料理を食べて欲しいという熱い思いから来るもの。
酔っ払ってから行くのではなく、お酒を飲む前のウコン摂取という意味で行くのが良いかもしれません。ウコンは別名ターメリック。カレーに無くてはならない代表的なスパイスですからね。