今年も気づけば12月。職場の忘年会、友人たちとの集まりやクリスマスパーティ、そしてあっという間にお正月。ここから一カ月間、胃腸に大荒れ警報が出ていませんか? 沢山食べたいけど、最近宴会続きだし……なんて思っている方にぜひオススメしたいのが麻辣湯。数十種類の薬膳スパイスを使用したスープにたっぷりの野菜と春雨麺を入れたシンプルながらも滋味深い味わいが胃に染み渡る!! まさに医食同源な麻辣湯を食べて心身ともに元気になろう。
麻辣湯(マーラータン)とは?
野菜やキノコ類ほか、バラエティ豊かなトッピングから自分の食べたいものを選び、薬膳スパイスの特製醤と旨味たっぷりの白湯を春雨麺に注いだ重慶生まれのスープ春雨。
1. 自分好みに少しずつ麻辣醬を溶かし、変化する味を楽しもう!
天天麻辣烫|赤坂見附
完全カスタム基本メニュー スープ(0~7辛/5、6辛+100円、7辛+200円)+麺(はるさめorこんにゃく麺)各400円+トッピング全品120円
赤坂見附の駅から徒歩2分の小道沿いに今年7月末にオープンした「天天麻辣烫」。カフェと見紛うようなモダンな外観、内装は女性のひとり客でも入りやすい。店長の廣瀬謙史さんは前職で中国在住歴が長く、その時に現地で女性スタッフが毎日食べていた麻辣湯に惹かれ、いろんな店を食べ歩いたのだそう。そして辿り着いたのが本場・重慶仕込みの麻辣醬。重慶にいる麻辣湯の先生に監修してもらい、現地の風味を再現するのに苦労したのだとか。しかしその苦労もあり、オープン早々からリピーターが続出!
ここではトッピングの野菜が常時20種類以上からチョイスできる。そして個性溢れる麺は食感の違いを楽しめる「はるさめ」と「こんにゃく麺」を用意。きしめんのように太い春雨は本場でも使われない天天麻辣烫オリジナルスタイル。原材料はでんぷんではなく緑豆なので、糖質も控えめ。また、細めのこんにゃく麺はスープに負けないしっかりした独特なムギュッとした歯応えで、スープのおいしさをより引き立たせてくれる。
選べる2種類の麺と麻辣湯の辛さを調節しながら自分好みの味を見つけ出そう!
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“一麺三長”! 今、ヘルシー派がマーラータンを食べるワケ
2. 日本の麻辣湯シーンを普及させている立役者がここに
七宝麻辣湯 渋谷店|渋谷
白きくらげ、パクチー、イカ団子をトッピングした「麻辣湯」(2辛)。基本トッピング3品+春雨で 750円(税込)、追加トッピング 110円(税込)
お店の入り口の横にあるのは常時50種類以上はあるという大きな冷蔵ケース。来店したお客さんは自分自身で麺に入れるトッピングを選ぶスタイルだ。
「うちのスープはあくまで春雨と具材を美味しく食べるためのもの」とオーナーが話す通り、スープと中身の一体感がここの麻辣湯の特徴。花椒、大茴香、草果、陳皮、丁子、肉桂、羅漢果、党参、竜眼……と、通常漢方薬として使用されるような薬膳スパイスが30種類以上も使用され、聞いているだけでも身体が元気になりそう。ここでは他にも「極薬膳」「強壮」「トムヤム」110円(税込)をプラスすることで、自分好みの味にアレンジ可能。医食同源がテーマのスープは常に進化し続け、本場中国ではスープと醬は一緒の寸胴に入れて作りあげるところ、ここでは最近そのやり方を変え、薬膳スパイスの特製醤と塩ダレをどんぶりに入れ、そこに熱々の白湯スープを注ぐというやり方に変更。こうすることによって香りが立ち断然美味しくなったのだとか。麺はスープへの絡み具合、太さ、形状が最良のバランスのものを徹底的に追求した春雨を特注している。
その他にも、麻辣湯に合う小皿料理や食中酒として楽しめる甘さをグッと控えた“新・クラフトサワー”にも注目!
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“一麺三長”! 麻辣湯ブームの立役者となった名店のもとへ集え
3. 老舗餃子屋が手がける麻辣湯が中目黒に登場
原宿餃子樓 麻辣湯の店|中目黒
豚バラ肉、肉団子、パプリカ、青梗菜、ブロッコリーをトッピングした「麻辣湯」(2辛)。基本トッピング3品+春雨で720円(税込)、追加トッピング100円(税込)
原宿で行列ができる名店として有名な「原宿餃子樓」。こちらのお店が手がける麻辣湯の店がこの夏中目黒にリニューアルオープン。名物の餃子に合うものを!と考え、研究された痺れる辛さと深みのある麻辣湯を味わうことができる。スープは鶏と豚のベースに陳皮、八角、香叶、クミンなど十数種類の薬膳がしっかりと溶け込み、飲めばジワリと元気になれそう。辛さは0辛から5辛まで選べるが、ここではこのスープに旨味満点のかえしをプラスしただけの0辛もおすすめ!「辛いだけのものは作りたくなかった。そこで、旨味を感じやすい日本人の味覚にアピールする、四川料理の痺れる辛さと旨味をうまく融合させた新しいスープを開発しました」と話すのは、店の“番長”を務める米屋龍治さん。
味わい深いスープとともに主役を張る春雨は、コシと弾力のある緑豆春雨。春雨のカロリーや糖質を気にする人には、麺をヘルシーな豆腐に変更することも可能!もちろん、〆だけではなく名物の餃子と合わせてがっつり食べるのがここではおすすめ。
宴会シーズン真っ盛り、もう一軒!の掛け声に答えるならぜひこちらへ。
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“一麺三長”!寒い日の〆フードは、ヘルシー&ホットな麻辣湯で決まり