〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
食堂はせ川(東京駅)
2026年8月6日(木)から11月23日(月・祝)までの期間限定で、福島県喜多方市の名店「食堂はせ川」が東京駅一番街の東京ラーメンストリートにオープンしました。長期出店形式での県外進出は今回が初めて。喜多方ラーメンの王道を受け継ぎながら、独自のスープと麺で新たな一杯を追求してきた人気店が、ついに東京でその味を披露します。

「食堂はせ川」は1981(昭和56)年頃に駄菓子店を開き、1982年に食堂として創業、定食屋を経てラーメン専門店へと変化してきた、約44年の歴史を持つ店。現在店を切り盛りする2代目の長谷川大輔氏は、20歳頃から店を引き継ぎ、約25年前から独学で鶏と青口煮干しを使った醤油ラーメンの開発に取り組んできました。目指したのは、ただ先代の味を守り続けることではなく、「先代を超える」こと。喜多方ラーメンらしいスタイルを大切にしながらも、自分自身が理想とする一杯を追い求め、鶏と魚介を軸とした独自のスープを完成させました。その革新的な姿勢から、地元では“喜多方ラーメンの異端児”とも評されています。
その個性を象徴するのが、厳選した国産鶏と九十九里産の青口煮干しから作るスープ。鶏の豊かなうまみと煮干しの香りを丁寧に引き出しながら、後味はすっきり。透明感のあるスープには、素材それぞれの持ち味が重なり、飲み進めるほどに奥行きが感じられます。麺には、喜多方ラーメンの特徴でもある多加水麺をベースにしたオリジナルの中太ちぢれ麺を使用。もちっとした食感の中にしっかりとした噛み応えがあり、豊かなスープをほどよく絡めてくれます。伝統をそのまま再現するのではなく、喜多方らしさを残しながら独自の個性へと昇華させているのが「食堂はせ川」の魅力です。

看板メニューの「大判チャーシュー醤油らーめん」1,300円は、そんな同店の味を存分に楽しめる一杯。国産鶏と煮干しを合わせた醤油スープに、存在感たっぷりのチャーシューを合わせています。国産豚バラ肉を約4時間かけてじっくり火入れし、さらに24時間寝かせることで仕上げたチャーシューは、とろりと軟らかな口当たり。丼を覆うような大判サイズながら、脂の重さを感じさせず、肉のうまみをしっかり味わえるのが特徴です。すっきりとしたスープと合わせれば、最後まで飽きずに楽しめます。

そして東京ラーメンストリートでしか味わえない限定メニューも見逃せません。「辛味醤油らーめん」1,100円は、会津に伝わるニンニク辛子味噌をベースにした特製の辛みそを合わせた東京限定の一杯。醤油スープのコクにほどよい辛さとニンニクの風味が重なり、いつもの醤油ラーメンとはひと味違う、食欲を刺激する味わいに仕上げています。

さらに9月17日まで開催されている「真夏の麻辣旨辛フェア」には、1日30杯限定で「汁無し担々麺」1,300円も登場。数種類の唐辛子を使った香り豊かなラー油に山椒の風味を重ね、練りごまのまろやかなコクをプラス。そこへ喜多方らしいもちもちとした多加水のちぢれ麺を合わせています。口に運ぶと、胡麻の濃厚なうまみのあとから山椒の爽やかな刺激が追いかけ、ピリッとした辛さが後を引く味わい。さらに、会津伝統のニンニク辛子味噌をベースにした辛肉味噌と、甘みとうまみを利かせた肉味噌の2種類を添えることで、一口ごとに異なる味わいを楽しめる仕立てに。混ぜ合わせながら食べ進めれば、辛さ、痺れ、胡麻のコク、肉のうまみが重なり、奥行きのある味わいへと変化していきます。喜多方ラーメンの店が手掛ける、ひと味違った“旨辛”の一杯です。

店内には両側の壁際と中央にカウンター席を配し、全28席。一人でも気軽に立ち寄りやすく、東京駅という立地から、仕事の合間や買い物の途中、旅行の行き帰りにも利用しやすいのが魅力です。
「ラーメン Walker 金賞」を2024年、2025年と連続で受賞し、「食べログ ラーメン EAST 百名店」にも選出されるなど、福島県内外のラーメンファンから高い支持を集めてきた「食堂はせ川」。駅から離れた場所にありながら、開店前から行列ができるほどの人気を誇る一杯を、東京駅で味わえる貴重な機会です。喜多方で約44年にわたり受け継がれてきた歴史と、2代目・長谷川大輔氏が挑み続けてきた新しい味。その両方を感じられる一杯を、期間限定のこの機会に楽しんでみてはいかがでしょうか。
食べログレビュアーのコメント

『大判チャーシューが名物らしいのですが、一通り味わってみたいと思って「特製醤油らーめん」を頼みました。見た感じはチャーシューの迫力がなかなかですね。スープは淡麗な見た目で奇麗です。良い香りがするので啜ってみると結構煮干しを感じて美味しいです。席に説明があり鶏ガラと煮干しを使ったスープだそうです。何だか喜多方は煮干しが旨いという印象が強くなります。
麺はモチっとして良い歯ごたえでスープとの相性も良いですね。名物の大判チャーシューは柔らかく脂のせいかちょっと甘く感じて旨いと思います。全体にバランスの良い美味しいお味です。東京で食べる他の喜多方ラーメンとは随分テイストが異なる印象を受けましたが、喜多方と言っても色々あるのでしょうね。美味しかったです』(Sammy35さん)

『大きな白い丼に張られた澄んだ茶褐色のスープは、鶏ガラと青口煮干しで取られたライトで澄んだ口当たり。
インパクト重視の尖った味ではなく、出汁の奥深い旨味がじわっと沁み渡り、
思わずゴクゴクいけてしまう優しい味わいです。
麺は喜多方らしい平打ちの太ちぢれ多加水麺。
モチモチとした心地よい歯触りがあり、噛みしめると小麦の旨味が澄んだスープによく合います。
デフォルトの豚バラチャーシューも柔らかく美味しい仕上がりですが、
名物の「大判チャーシュー」はさらに柔らかく、とろけるような味わいのようです。
丁寧に作られたスープと多加水麺、そして満足感あるチャーシュー。
どこかほっとするような、至福の喜多方ラーメンでした』(ち ゃ り ん こさん)
※価格は税込。



