〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
ラトリエ トダニ(東京・新宿三丁目)

2026年6月、伊勢丹新宿店の本館地下1階に新しいパティスリーブランド「ラトリエ トダニ」がオープンしました。スイーツマニアの聖地・伊勢丹新宿店洋菓子エリアが19年ぶりにリニューアル。エリア自体を“甘いまち”として再編集する「La Grande Cité 洋菓子サンク プロジェクト」により、世界各国から選び抜かれた洋菓子と職人技、日本の繊細な感性が交錯し合う新生洋菓子エリアへと生まれ変わりました。
新店舗のブランドコンセプトは、“バスクの魅力を発信する戸谷シェフのアトリエ”。
バスクチーズケーキやガトーバスクといった従来の人気アイテムに加え、職人の技が息づくカヌレやチョコレートなど、バスクの世界観にとらわれず、自由な発想で新たなスイーツを展開しています。

「ラトリエ トダニ」の戸谷尚弘シェフは、パリやバスクの名店で修業後、帰国。2015年に白金高輪「メゾン・ダーニ」、2018年に「GAZTA」を開業し、バスクチーズケーキの火付け役に。2020年にはチーズスイーツ専門店「CASA DE GAZTA」、2022年にはりんごの仕入れ先の長野県長野市「小林農園」横に工房を併設する絶景カフェ「Rondinella(ロンディネッラ)」と立て続けに人気店をオープンさせました。
バスクチーズケーキという一つのジャンルに特化し、多くのファンを魅了してきた「GAZTA」を展開する一方で「もっとさまざまなスイーツを届けたい」「枠にとらわれず新しい表現に挑戦したい」という思いが強くなってきた戸谷氏。既存店が入っていた伊勢丹新宿店のリフレッシュに伴い、“より作り手の顔が見える、思いの伝わるお菓子を届けたい”というリクエストをもらい、それに応えるかたちで自身の名前を冠したブランドを立ち上げたそう。
日本を代表する百貨店の一つとして高い発信力を持つ伊勢丹新宿店。国内外から感度の高いゲストが訪れる商業施設は、店が大切にしている「上質な素材」「職人の技術」「新しいスイーツ体験」という価値観を最も体現できる場所だと考えています。

イチオシは、伊勢丹新宿店限定商品の「アソーティモン ガトーバスク ガスタ クリュ」3,801円。フランスバスクを代表する「ガトーバスク」とスペインバスクを代表する「バスクチーズケーキ」を組み合わせた、伊勢丹新宿店でしか味わえない新しいバスク菓子です。
アーモンドの香ばしさが漂うざっくりとしたサブレ生地と、チーズの風味とコクを感じられる軽やかなクリームの味わいと食感のコントラストが楽しめる一品です。フレーバーは、アーモンド風味のプレーン、アーモンドにカカオを加えたほろ苦いショコラ、ピスタチオの芳醇な香りを楽しめるピスターシュの3種類。定番のバスクチーズケーキ同様に「バスクの塩」「オーガニックメープルシロップ」「自家製キャラメルソース」(各別売)を添えて、味変するのもおすすめです。

焼き菓子のガトーバスクを生菓子に再構築した「ガトーバスク ルモンテ」841円も見逃せません。ガトーバスクに使用しているアーモンド風味のサブレ生地・パートバスクを土台に、フワリ、サクリとしたダクワーズ、黒さくらんぼのコンフィチュールとジュレを軽い口溶けのカスタードムースの中に詰め、香ばしいローストアーモンドを入れたホワイトチョコレートで包み込み、仕上げに黒さくらんぼ風味のシャンティをトッピング。焼き菓子の力強い食感を残しながら、生菓子としての繊細さや軽やかさを表現しています。

同じく限定商品の「ガトーバスク クリュ ガスタ&マッテ」651円は、ガトーバスクにバスクチーズケーキ風味のクリームと薄さ0.03ミリのチョコレートを幾重にも重ねた麻布台ヒルズ「マッテ」のスペシャリテ「コルテッチャ」をサンド。「メゾン・ダーニ」「GAZTA」「マッテ」と3つのブランド要素を1つにまとめて、三重奏を楽しめる今までにないバスク菓子です。

また、店頭には限定商品に加え「GAZTA」で展開していたバスクチーズケーキやバスクレーヌも並びます。そして新たに、白金のアトリエで焼いている「メゾン・ダーニ」のガトーバスクやフィナンシェ、麻布台ヒルズ「マッテ」のウエハースチョコレートのテゴレや「LE TREIZE」のカヌレも販売。さらに、戸谷シェフが手掛けるブランド同士をコラボさせた限定商品や、修業したバスクなどヨーロッパの枠を超えたお菓子もリリース予定とのこと。
食文化を発信する伊勢丹新宿店にリニューアルオープンした「ラトリエ トダニ」。今後のラインアップも楽しみです!


