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〈2025 食通が惚れた店〉
前年に引き続きインバウンド需要は高まりましたが、飲食業界も物価高騰の波に押され、それでも負けずに踏ん張った大荒れの1年でした。
そんな2025年に、グルメ情報を熟知した有識者が惚れ込んだお店や料理についてアンケートを実施。「最も印象に残った店」「3,000円以下のお手軽グルメ」「おすすめのお取り寄せ」をうかがいました。
今回は、食べロググルメ著名人の柏原光太郎さんにお答えいただきます。
教えてくれる人
柏原光太郎
日本ガストロノミー協会会長。大学卒業後、出版社に勤務し、グルメ本を手がけたことで食の奥深さに目覚める。料理は作ることも食べることも大好きで、一人娘の弁当を毎日作っていたことも。料理好きのための食の発信基地としての役割を担うべく2017年12月社団法人「日本ガストロノミー協会」を設立。
2025年のベストレストラン
Q. 2025年、最も印象に残った飲食店と料理を教えてください
A. 「オトワ レストラン」のスペシャリテ「じゃがいものパンケーキと鮎」です
日本のデスティネーションレストランの嚆矢（こうし）といっていい店。初代シェフの音羽和紀さんは、1980年代から宇都宮郊外でフランス料理店を経営し続け、今は子供の世代につなぎ、地方の食文化をファミリーで支えています。
アンダー3,000円のお手軽グルメ
Q. 2025年に食べた〈3,000円以内の感動の味〉を教えてください
A. 「健丸」の「黒潮海老天丼」2,500円です
銚子市の外れにあり、漁師直送で伊勢海老（黒潮海老）、はまぐりの販売のほか、昼だけ食堂をやっています。名物は25食限定の伊勢海老天丼で、目の前に広がる外房の海を見ながら食べる楽しさはここでしか味わえません。
