【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス#228】「喫茶ドミンゴ」

曙橋駅と若松河田駅のちょうど間くらいの場所、かつてフジテレビがあった河田町にカレーとコーヒーのお店ができました。2025年4月29日に開店した「喫茶ドミンゴ」です。

階段を下りて地下にある店内に入れば、そこかしこにブラジルを感じさせる飾り付けと、BGMもブラジル音楽。ブラジルと言えば世界最大のコーヒー生産国ですが、こちらのお店はブラジルのコーヒー豆を使ったブレンドをはじめブラジルの飲み物も充実しており、ドリンクだけの利用も可能とのこと。しかし看板に「カレーとコーヒーの店」と書いてありますし、何よりマスターはカレー好きに長年愛され、惜しまれながら閉店した「Curry草枕」で2年間修業をされた方ということもあり、是非ともカレーも食べるべきお店なのです。

カレーは「ポルコ(ポーク)」と「チキン」の2種。こちらにトッピングをするかしないかという選択肢。今回は「ポルコカレー」1,250円に「ミックス野菜」250円を、「チキンカレー」1,250円に「チーズ」150円と「ゆで卵」150円をトッピングした2種をいただきました。どちらもご飯少なめ(通常は200g、少なめは150g)だと50円引きというのも、軽く食べたいときにうれしいです。大盛り(250g)を食べたい方は、50円追加で注文可能。

どちらのカレーもシャバッとしたテクスチャで軽やかでありながら昆布や椎茸を感じるうまみもしっかりとあり、程よくスパイシー。草枕出身シェフによるカレーの名店は少なからずあり、その特徴として良い意味で草枕らしさを感じないお店が多い中、こちらは対照的に草枕らしさを感じる仕上がりで、それがここの良さとなっています。

豚肉はやわらかくしっかりと量もあり、ミックス野菜はトマト、茄子、ほうれん草とカレーに相性の良い野菜。豚との相性ももちろん良く、おすすめの組み合わせです。
チキンも大きくカットされたものが入り、食べ進めるうちにチーズがカレーにとけていくのも味変となって最後まで飽きがきません。

ライスの上にはブラジル原産の唐辛子ビキーニョのピクルスがのるのがこちらのお店のブラジル推しのコンセプト的にも、爽やかな酸味で味を引き締める味変アイテムとしても、確かな意味があって素晴らしいと感じました。

食後には「自家製プヂン」650円に「ブラジルブレンド」550円を。プヂンとドリンクのセットは100円引きとなります。

プヂンとはポルトガル語でプリンのこと。ブラジルプヂンにはココアスポンジとプリンの2層構造のものもありますが、こちらはシンプルにプリンのみ。これが実にクリーミーでトロトロでありながら、味は昔ながらの硬めのプリン的で、両者のいいとこ取り。

落ち着いた苦みが心地よいブレンドとの相性も完璧で、カレーの後に食べるべき逸品でした。
カレーもコーヒーもプリンもすべて味わいたいお店。地下なので通りから店内は見えませんが、階段を下りてみれば落ち着いた雰囲気も良く、カレー、コーヒー、プリンのどれか1つでも好きなら行って損はないですし、すべて好きなら今すぐにでも行くべきお店です。
※価格はすべて税込


