〈食通が占う、2025流行る店〉

パリオリンピックの開催もあった2024年。さまざまな国の食事情や食品ロスについて、目を向ける機会にもなったのではないでしょうか。新たな食体験に感謝しながらできることを続けていく、2025年もそんな優しい社会になりますように!

そんな願いも込め、グルメ情報を熟知した有識者にアンケートを実施。2025年注目の「ブレイクしそうな店」「3,000円以下のお手軽グルメ」をうかがいました。

今回は、食べログ グルメ著名人の門上武司さんにお答えいただきます。

教えてくれる人

門上武司
1952年大阪生まれ。関西中のフランス料理店を片っ端から食べ歩くももの足らず、毎年のようにフランスを旅する。39歳で独立し「株式会社ジオード」設立後はフードコラムニストというポジションにとどまらず、編集者、プロデューサー、コーディネーターとマルチに活躍。関西の食雑誌「あまから手帖」編集顧問であり、全日本・食学会副理事長、関西食文化研究会コアメンバー。著書には「食べる仕事 門上武司」「門上武司の僕を呼ぶ料理店」(クリエテ関西)、「京料理、おあがりやす」(廣済堂出版)、「スローフードな宿1・2」(木楽舎)、など。年間外食は1,000食に及ぶ。

2025年のブレイク予想

Q. 2025年に〈ブレイクしそうな飲食店〉はどこですか?

A. 「なかむら」です

「おまかせ」18,700円(サービス料別)
「おまかせ」18,700円(サービス料別)   写真:お店から

天ぷらの名店「成生」で8年間の修業後、2023年に開店。わずか1年半で「成生」で学んだことを自分なりに昇華し、中村さんの独自の世界観を作り上げた研鑽と技術の進歩には驚くばかりである。

店主・中村さん
店主・中村さん   写真:お店から

アンダー3,000円のお手軽グルメ

Q. 2025年に〈ブレイクしそうな3,000円以内のグルメ〉は何ですか?

A. 「マオトーイン」の「海鮮あんかけおこげ」1,650円です

ジョルジュ・イグレック
外観   出典:ジョルジュ・イグレックさん

うま味調味料一切使用せず。身体に優しい中国料理、素材の輪郭がしっかりと表れ、何を食べてもらいたいのか明確に伝わってくる。ご主人とマダムのコンビネーションも見事。多彩なメニューがあるので、さまざまな食べ方ができるのもありがたい。

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

※価格は税込です。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。

文:門上武司、食べログマガジン編集部