〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
麻布台 粋 稲葉(東京・麻布台)
2024年12月7日、「麻布台 粋 稲葉(すい いなば)」が麻布台ヒルズ タワープラザ3階にグランドオープンしました。「食べログ 日本料理 TOKYO 百名店」にも選出されている和食の名店「銀座 稲葉」の姉妹店です。

総大将の稲葉正信さんは「グランド ハイアット 東京」「コンラッド東京」アマンリゾーツ「アマネム」など数々のラグジュアリーホテルで総料理長などを務め、その実力は海外の専門誌でも高く評価されてきました。特に「アマネム」総料理長時代に供した朝食が、海外メディアで「The Best Hotel Breakfasts in the World」に選ばれ、「世界最高の朝食」として一躍、名を馳せました。2014年には、それまでの功績が認められ文化庁長官表彰を授与され、まさに日本料理界の巨匠と呼ぶにふさわしい料理人です。

稲葉さんが信条としている「温故知新」と「融通無碍」の精神。その世界観をさらに突き詰めるべく、自身の名を冠した「銀座 稲葉」をオープンしました。「伝統とは革新の連続である」とし、試行錯誤を繰り返し、常に自身の料理の世界を発展させている稲葉さん。その尽きることのないアイディアと思考から生まれた料理は、多くの美食家たちを虜にしてきました。

その稲葉さんの新たな挑戦が「麻布台 粋 稲葉」です。銀座で供されてきた「温故知新」の料理のスタイルを踏襲しつつ、常識にとらわれない柔軟な精神が発揮されたカジュアル割烹になっています。

店舗は通路に面して格子戸が設けられ、格子越しに洗練された和の雰囲気がうかがえ、明るく開放的な雰囲気があります。席はカウンター席、テーブル席あわせて21席。落ち着ける半個室も備えられ、気軽な会食だけでなく接待などにも利用できそうです。

ランチでいただけるのは、“世界一”と称された朝食を「粋 稲葉」流に再構築し、禅の世界観を表現した御膳スタイルの「昼餉(ひるげ)」。ディナーには厳選した食材を使った逸品をアラカルトで楽しめる「晩餉(ばんしょう)」を楽しむことができます。

「昼餉」には「御膳」と「華膳」の2種類を用意。膳の上には、日本の食のメインは米と考える「稲葉」ならではの、ご飯が進むおばんざいの数々が並びます。その季節に一番おいしい素材を下ごしらえから丁寧に調理した料理の数々は滋味豊かなおいしさでいっぱい。贅沢な気分になること間違いなしです。

「晩餉」は「熊本・あか牛 延寿牛網焼」「ボタン海老の焼酎漬け」「北寄貝ガーリック焼」などの旬の食材を使った料理の数々をアラカルトで好きなだけ楽しむことができます。同店の世界観を手軽に味わうなら「おまかせコース」13,200円がおすすめです。

同店では、味わいやビジュアルにもこだわった、テイクアウトできる「月替わり海苔弁当」も用意されています。手軽に「稲葉」の味が楽しめるのはうれしいですね。

稲葉さんの世界観が感じられる料理をカジュアルにいただける「粋 稲葉」。予約困難になる前に訪れてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント

『今回はおまかせコースを頂きましたが、一品一品に、和食界の巨匠の稲葉イズムが感じられて、非常に満足度が高いですね。
和食界の巨匠ともなると、これまでのお店で高評価だった料理のレパートリーだけでも数え切れない程お持ちでしょうから、伺う度に、違った美味しい料理に出会える事は、間違い無いお店であります』(ゆっきょしさん)

『これで1万円ちょっとは嬉しいですね。色々と使い勝手も最高です。個人的にトリュフのお蕎麦がお気に入りです。あと名前忘れましたが牡蠣のスープが美味しすぎました。スタッフさんも優しくて大満足でした』(579524さん)
※価格は税込・ディナーのみサービス料別