モンブランが食べ頃です

秋の定番スイーツといえば「モンブラン」。この時期になると、さまざまな種類の栗を使ったモンブランをパティスリーで見かけるようになります。今年もスイーツコンシェルジュのはなともさんに、おいしいモンブランを教えてもらいましょう。

教えてくれる人

はなとも
日本スイーツ協会認定のスイーツコンシェルジュ。スイーツ専門のライターとしてさまざまなweb媒体で記事を連載中。著書「スイーツ男子はなともの I love パンケーキ」(KADOKAWA)、はなとも監修パンケーキミックス粉、その他、監修商品やコラボメニューなど多数。前職はお花屋さんという異例の経歴を持つ。

1. アンヴデット(清澄白河、渋谷)

モンブラン

「モンブラン」 出典:su_taさん
 

はなともさん

清澄白河と渋谷スクランブルスクエアに店舗を構える、パティスリー「EN VEDETTE」。同店の「モンブラン」は、ガトーバスク生地にマロングラッセ入り生クリームとマロンクリームを絞り、両サイドをサクサクのメレンゲでサンドしたもの。生クリームにマロングラッセを加えているため、通常のモンブランよりも味わい深く、栗好きにはたまらないおいしさです。サクサクのメレンゲと一緒に食べれば、思わず笑みがこぼれてしまいます! モンブランとは思えない斬新な見た目ですが、味は一級品です。

2. パティスリー ラブリコチエ(高円寺)

モンブラン

ぽちのかいぬし
「モンブラン」702円   出典:ぽちのかいぬしさん
 

はなともさん

「食べログ スイーツ TOKYO 百名店」にも選出されている、高円寺の人気パティスリー「ラブリコチエ」。人気の「モンブラン」は、賞味期限がなんと60分! 注文を受けてから作るため店頭には並ばないことでも有名です。メレンゲの土台に生クリームとマロンクリームという至ってシンプルな構成ですが、作り立てだからこそのふんわり感や繊細な味が楽しめます。栗の旨みと風味がしっかりと感じられるので、栗好きにはたまらないはず。9月から3月頃までの期間限定販売です。栗のおいしいこの時期にぜひ食べてみてください。

3. Patisserie Boulangerie Les Alternatives(東小金井) 

モンブラン

su_ta
「モンブラン」650円   出典:su_taさん
 

はなともさん

都心から少し離れた小金井市の住宅街に佇む「アルタナティブ」。筆者イチオシの「モンブラン」は、コーヒー風味のメレンゲに牛乳感のあるバニラムースと濃厚なマロンクリームを合わせた贅沢な一品です。マロンクリームにはフランス産のマロンを2種類合わせているため風味がとっても豊か。ミルク感のあるバニラムースとも相性バツグンです。サクサクのメレンゲとふわっと軽いバニラムースがマロンクリームの存在感を引き立てています。通常のモンブランとは一線を画す筒形のビジュアルも魅力的。いつもとは違ったモンブランを食べたい時におすすめですよ。

Patisserie Boulangerie Les Alternatives 写真:ジェイムス・オザワ

4. クリオロ(小竹向原、中目黒)

モンブラン

ひがっさい
「モンブラン」750円   出典:ひがっさいさん
 

はなともさん

小竹向原、中目黒、麻布台ヒルズにあるパティスリー「クリオロ」は「世界パティスリー2009」で最優秀味覚賞を受賞したフランス人パティシエ、サントス・アントワーヌ氏が手掛ける人気の洋菓子店。看板メニューのひとつ「モンブラン」は、テレビのスイーツ特集で「東京23区1位」に輝いたこともある至極の一品。メレンゲの上にスポンジやマロンムース、ラム酒のクリームを合わせ、その周りをたっぷりのマロンクリームで覆っています。栗のおいしさはもちろん、ラム酒の香りやチョコレートでコーティングしたメレンゲの甘さなど、とにかく味のバランスが秀逸です。日本だけではなく世界のスイーツファンをも虜にしているモンブランをぜひ食べてみてください。

5. フィオレンティーナ ペストリーブティック(六本木)

モンテビアンコ ジャポネーゼ

「モンテビアンコ ジャポネーゼ」750円
「モンテビアンコ ジャポネーゼ」750円   写真:お店から
 

はなともさん

六本木のラグジュアリーホテル・グランド ハイアット 東京内にある「フィオレンティーナ ペストリーブティック」。同店のモンブラン「モンテビアンコ ジャポネーゼ」には、自家製カスタード入りの濃厚なマロンクリームがたっぷり。栗とカスタードのおいしさがしっかりと感じられ、さすがホテルメイドと言わざるを得ません。また中の生クリームには刻んだ栗が入っていて満足感もたっぷり。ヘーゼルナッツの香ばしさとチョコレートの甘みが栗のおいしさを引き立てています。ホテルメイドのモンブランは自分へのちょっとしたご褒美にぴったりですね。