この一皿で「まぜそば」のとりこに!
山本さんをうならせた「しょうゆまぜそば」がこちら!
麺が見えないくらいのたっぷりの具材。それぞれがきれいに仕切られ、色の配置もバランスよく、真ん中の卵黄の存在感が際立っている。
まずは具材を混ぜずにそのまま、タレが絡んだ麺だけを食べてみるのがおすすめ。
ズズッと一口すすると、醤油の上品な風味が口の中に広がり、濃厚なのに重くなく、スープやタレの何層ものうまみが一つに重なり奥深い味わいに思わず目を閉じる。もはや麺とタレだけでも成立するうまさだが、彩り豊かな具材と一緒にいただくとさらにおいしさが昇華する。
山本さん
隠し味に牡蠣が使われているという醤油だれ。麺にからみ、味わい深かったです。
低温調理でしっとりと仕上げた豚チャーシューはタレが濃厚な分、脂の甘みはあえてあっさり仕立てに。玉ねぎ、穂先メンマなどの異なる食感が楽しく、卵黄と混ぜ合わせるとまろやかなうまみが全体を包みこむ。極上のタレをまとった、角のある麺のプツプツとした歯切れやかみ応えもよく、夢中になって食べ進めてしまう。
すべてのまぜそばにミニ飯が付くのもうれしく、余ったタレに絡めて別腹の〆を堪能すべし。
渋谷店限定のメニューも気になる!
渋谷店の限定メニュー「鴨まぜそば」も必食。
タレは「しょうゆまぜそば」と同じ醤油ダレをベースに、フォアグラ鶏油を合わせたタレを加えて芳醇な香りと深いうまみを引き出している。鴨肉の赤ワイン低温ローストや、林檎のレモンバターソテー、フォアグラなど具材にもこだわり抜いた至極の一杯だ。
山本さん
今度はフォアグラ乗せの「鴨のまぜそば」にチャレンジしてみたいです。
「大阪で期間限定で出していた人気メニューを、さらに今回ブラッシュアップさせて特別な味わいに仕上げました。フォアグラの香りを移した別添えのバルサミコソースを、お好みで加えながら楽しんでください」(有田さん)
「究極の鴨まぜそば フォアグラ乗せ」は毎日14時から登場する、10食前後の限定品。ランチタイムを少しずらして贅沢な一杯をぜひ堪能して。
まぜそばと聞くとガツンとしたニンニクやオイリーなタレをイメージするが、「maren」はその塩梅が絶妙で食後も重たくなりすぎない。そのバランス感も和食屋らしい上品さ。大人好みの洗練された一杯を、ぜひ味わってみてほしい。