今日から使えるギョーザプランニング

餃子の魅力にとりつかれ、気づいたら505日(4月13日現在)餃子を毎日欠かさず食べています。

この記事では、そんな私の日常の“ギョーザプランニング”をお届けすることで、「今日このギョーザ食べに行ってみようかな!」と思っていただくために書く、全編妄想の記事です。

Vol.6 もしも、地元の元カノに「東京の素敵なお店に連れて行って!」と言われたら

桜の季節もあっという間に過ぎ、新しい出会いと別れも一段落してきた今日この頃、後輩男子社員にこんな言葉をかけられました。「先輩、地元新潟の元カノが今週末、東京出てくるらしくて。“東京の素敵なお店連れて行ってよ! ”ってLINEきたんですけど、どこに連れて行って何食べさせたら喜びますかね?」と。

何食べさせたらって、僕に相談するってことは餃子が食べたいってことに違いない。地元の元カノに東京に出てきて日々頑張り、成長した後輩の姿を見せてあげたい。さあ、今回もギョーザプランニング! 普段、業務で共にプランニングをしている後輩だからこそ恥ずかしい提案はできない! 改めてお伝えしますが、この記事は全編妄想記事です。さあ妄想スタートします!

油断は禁物ギョーザプランニング

 

元カノだし、東京に普段来ることもないから何食べさせても喜ぶだろう。と後輩は油断している様子。そんな姿勢で、相手を本当に喜ばせることができるの?と少し先輩らしいことを言いつつ、“ギョーザプランニング”は、どんなケースであっても「餃子を食べて欲しい人」のことを考えることから始めるべき、と自分にも戒めます。

元カノの“東京”への期待を上回れ

 

「やっぱり“東京”って言ったら、六本木ヒルズとか、スカイツリーとか連れて行くと喜ぶんですかね? ご飯は恵比寿か吉祥寺か、背伸びして西麻布かなあ」。そんな雑誌に書いてあるような“東京”を提案してどうするんだ後輩よ! 自分が体感して味わってきた“東京”を伝える方が彼女もきっと喜んでくれるはず。

今の二人だからこそ味わえる時間を

 

ギョーザプレゼンのコンセプトを明確にします。

学生時代に思い出を共有したであろう二人。そこには時が流れても色褪せない変わらないものがあるはずです。ただ、時が経った分、お互いに成長し変化した部分があることも間違いない。そんな二人だからこそ、“今”しか味わえない餃子がある。それを体験してもらいたいのです。

再会の二人に薦めたい餃子は?

 

二人の“東京”での久々の再会。そんなギョーザプレゼンに自信を持って選んだのが、“餃子とビール”という昔からの黄金コンビを独自に徹底的に突き詰め、新しい“餃子とビール”の可能性を提供してくれる“ WASH1 N TOKYO”さん。

六本木や西麻布ではなく、阿佐ヶ谷という選択

JR阿佐ヶ谷駅から徒歩3分。飲食店がいくつも立ち並ぶ町中にお店があります。一見すると餃子屋さんには見えないオシャレな外観のため通り過ぎないようにご注意を。

餃子とクラフトビールがメインのWASHIN TOKYO。「今、海外のモノも含めてクラフトビールがブームですけど、まずは国産国消の姿勢で日本のクラフトビールを提供しています。リキュールは、日本全国ほとんど飲み比べたんじゃないかな(笑)。その中から特に美味しいモノと季節を感じさせてくれるモノを置いています」と店主の中山 貴志さん。

「11年前、“餃子とビール”のお店を出したい!と考えたんです。しかも、中華料理屋さん風でなく、オシャレ空間にしたら新しいお店ができるに違いないと思って。当時はプレーンな焼餃子とブラウマイスターの2品で勝負していたんです。今考えると無茶ですよね(笑)」

「ただ、確かな手応えを感じて、もっと“餃子とビール”に特化したい、と考えたんです。そこから4年間365日餃子の研究をし続けました。色んな要素を何度も何度も何度もそぎ落としてそぎ落として、素材の旨みを最大限に出すことができる今の餃子に行きつきました。“味・香り・食感”この3つの味覚を味わって欲しいですね」と中山 貴志さんは熱く語ってくれました。

まずは「餃子とビール」の可能性を共有

今回は、店長の中山貴志さんに“人気の餃子とクラフトビールのマリアージュ”を無理言ってお願いしました。まずは、人気の“クリスピー(揚げ)ポテサラ餃子”と男性は“ブラウマイスター”、女性は柑橘系のサッパリしたクラフトビール“ゆずホ和イト”のコンビをご提案してくれました。「ポテトサラダって、居酒屋さんごとの特徴が出るし、そのお店のクオリティがわかったりするじゃないですか?だから飛び切り美味しいポテトサラダ餃子を作ろう、って出来上がったのがこのポテサラ餃子です。焼きでも美味しいのですが、乾杯のビールに合わせるためにクリスピーでどうぞ」

クリスピーポテサラ餃子とクラフトビールのマリアージュで、元カノの“餃子とビール”のイメージをスタートから覆し、今後の期待を膨らませてもらいましょう。

常に変化し、新しい価値を追い求める

次は、“梅のせ青しそ餃子”をチョイス。実はこのメニューは元々“しそ餃子”だったのですが、お客さまから、「梅肉をのせて食べてみたい!」と言われたことがきっかけで、色々と試していく中で今のカタチに仕上がったのだとか。樽詰レモンハイに合わせてさっぱりといただきます。「周りの意見はとにかく一度試してみますね。それによって幅が広がりますから」常に新しい餃子やクラフトビール、リキュールがこのWASH1N TOKYOで、提供され続ける理由が少しだけわかった気がしました。

あれもこれもと、お酒を飲みすぎてしまわないようにノンアルコールの“地サイダー”も季節に合わせて取り揃えてくれています。この日はキレイなブルーの“湘南サイダー”。チェイサーにも気を配って、再会の時間を演出しましょう。

ビール以外の可能性にも果敢にトライ

次はリキュールと合わせてみることにしましょう。チリポヨ餃子”。「チリが唐辛子で、ポヨが鶏肉の意味なんです。僕が20年前に働いていたお惣菜屋さんの人気お惣菜が原点でそこから改良を重ねて今の味に辿り着きました。これはウチのお店でしか食べることができませんし、お酒が進んじゃいますよ」

「チリポヨは餃子だけでなく、どんな料理にも合います。“海老とアボカドとチリポヨ”は女性にも大人気です」

 そんな“チリポヨ餃子”に合わせるリキュールは、男性には、生姜とかぼすがガツンと利いた“PREMIUM GINGER~生姜&かぼす”。女性には、甘い苺が春を感じさせてくれる“STRAWBERRY~NIGORI~”。どちらも“チリポヨ餃子”のピリ辛味によく合います。

2人のためのシメの“餃子とビール”は?

最後のシメに選んでくれたのは、“海老おろしゆずぽん水餃子”。水餃子の上に、どっさり大根おろしとおネギ、さらにポン酢をたっぷりとかけていただくのがこの餃子の特徴。さっぱりとしたおろしとポン酢の優しい味が、ほっこりとさせてくれます。

“海老おろしゆずぽん水餃子”と一緒にいただくお酒は大人気のクラフトビールニューイングランドIPAの“ねこにひき”。「最後くらいは二人で同じお酒を飲んでくれてもいいかなと思って選びました。“ねこにひき”っていう名前も二人で飲むのにピッタリじゃないですか? ここでしか食べることができない、ここでしか飲むことができない、1つでもいいからそんな体験を提供できるお店にしたいです。久しぶりに再会した二人にとって忘れられない瞬間になってくれたら素敵ですよね」 と中山貴志さんは最後に優しく語ってくれました。

今回のギョーザプランニングおさらい

WASH1 N TOKYOさんの餃子とクラフトビール、さらにはリキュールまでマリアージュしたら、新潟から出てきた元カノも“東京”で成長した姿に惚れ直してしまったんじゃないでしょうか。元カノからの連絡なんて滅多に来るものではないですが、「今日のデートは餃子とクラフトビールがいいな」と思ってくれた人がいたら、今回のプレゼンは大成功です。

僕も元カノのLINEを待たずに、餃子とクラフトビールの黄金コンビを堪能しに行きたいと思います。