〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

Pizza 4P’s Tokyo(東京・神谷町)

「4P’sシグネチャー ブッラータ、生ハム、ルッコラ since2013」

アジアを中心に世界で32店舗を展開するピザレストラン「Pizza 4P’s Tokyo」が11月24日に日本初上陸。同日に開業した複合施設「麻布台ヒルズ」内に国内1号店をオープンしました。

ベトナム・ホーチミンの1号店出店を皮切りに各国で人気を高めてきた同店のオーナーは、日本人の益子陽介氏。今回、故郷の日本に1号店を出すにあたって「Earth to People -Oneness-」をコンセプトに掲げ「すべてがつながっていること」を実感できる料理や空間、体験を提供していくそう。

東京店の店内。ベトナム産ハンドメイドタイルが敷き詰められた壁

日本で提供するのは、創業以来開発に注力してきた自家製チーズと厳選した素材で作る看板メニューのピザや日本のために開発したオリジナル料理の数々です。日本ならではの食材を使用したオリジナル料理が約8割を占め、およそ40名に及ぶ国内生産者やクリエイターと協力して新たな味を提案します。

「すじ青のりとおかひじき あさり」

注目のピザメニューに並ぶのは、Pizza 4P’sの原点となる看板ピザ「4P’sシグネチャー ブッラータ、生ハム、ルッコラ since2013」2,980円や、自家製モッツァレラチーズをふんだんに使用したクラシックなピザ「自家製モッツァレラのマルゲリータ」1,680円といった定番どころのほか「すじ青のりとおかひじき あさり」2,380円といった日本の食材をふんだんにのせたピザです。

店内に併設されたチーズ工房

ピザ生地には、北海道の小麦粉数種類を4P’s独自のバランスで配合したものを使用しています。

自慢の自家製チーズは、ベトナムでは5つ星ホテルやレストラン、大手スーパーにも卸売する質の高さ。そのクオリティを日本でも確立するため、東京店では第15回関東生乳品質改善共励会で最優秀賞に輝いた「須藤牧場」のミルクを使用し、店内のチーズ工房で作るできたてのフレッシュチーズを提供します。

「できたてモッツァレラとアメーラトマト カプレーゼ」

ピザ以外にも、自家製チーズを使用したメニューが多数登場。香り高いアメーラトマトを使った「できたてモッツァレラとアメーラトマト カプレーゼ」1,380円や、フルーツの甘みとチーズのコクや塩気が好相性の「季節のフルーツマリネとブッラータチーズ」2,280円、自家製ストラッチャテッラチーズを大胆にのせた「スパゲッティ ストラッチャテッラと自家製サルシッチャのトマトソース」1,880円など、さまざまな種類のチーズ料理が並びます。

さらに、チーズ製造時に発生する「乳清(ホエイ)」も有効活用。ピザ生地やビール、ソーダ、デザート、リコッタチーズ、さらに花瓶にまで使用しているので、こちらにも注目を。

自然な風合いが特徴のクッションは、野菜の皮や緑茶紅茶などで染めたもの

店内は、自然由来の素材を用いた特徴的なインテリアばかり。ベトナム産ハンドメイドタイルを敷き詰めた壁や、野菜の皮や緑茶紅茶など食品廃棄物で染めたクッション、海藻と和紙でできた照明など、地球とのつながりを感じる空間が演出されています。

おいしい食事とともにゆったりとした時間を過ごしたい日は、Pizza 4P’sの大地を感じさせる温かな雰囲気の下、各国で評判のチーズや日本の厳選食材の数々をのせたピザを頬張ってみるのはいかが?

※価格はすべて税込

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

写真:お店から

文:平石紗代、食べログマガジン