〈教えて! 祇園の宏美ママ〉
生粋の京都人に普段使いのお店を教えてもらいたい! そんな企画を叶えるべく、ナビゲーターをお願いしたのは、なんと祇園のお茶屋が母方の実家だったという宏美ママ。幼少期から京都のど真ん中で呼吸してきたホンモノの京都通に、とっておきのお店をおすすめしてもらいましょう。
教えてくれる人
古川宏美(宏美ママ)
1969年京都生まれ。平安女学院高校、追手門学院大学卒業。会社員3年の後、母方の家業、祇園甲部のお茶屋を継ぐ(4代目の現在は紹介制のお座敷バー)。子供の頃から食いしん坊話が親族内にいくつもあり。飲む、観る(歌舞伎、古典芸能、歌劇、ミュージカル、新喜劇等々)も大好き。店の周年に来てもらうほど、ポンキッキ時代からガチャピン偏愛。趣味は長唄三味線、華道。
鯖寿司を買うなら?(和食屋さんのお土産編)
京都に行くと食べたくなるのが「鯖寿司」。専門店はもちろん、居酒屋から日本料理までさまざまな飲食店でもメニューに「鯖寿司」を見かけます。京都に住んでいる人にとっても「鯖寿司」は日常の中に欠かせないソウルフードの一つなのです。
前回は「専門店で買える鯖寿司」を紹介しましたが、今回は飲食店のお土産で買えるものを。1本2,500〜3,000円と比較的リーズナブルなのもうれしいですね。
「飲食店さんの鯖寿司は各店で個性も大きく異なるので楽しおすね。お品書きにあったら頼みたい一品。大好きな2軒を」とお気に入りを教えてもらいました。
ツネオ(祇園四条)
2020年2月に花見小路に移転した「ワインとワショク ツネオ」。旬の食材を贅沢に使用した料理は、特別な一日のためのものではなく“毎日通っても飽きない料理”であることが店主のモットーだそう。カウンター9席のみの小さな隠れ家は事前予約がおすすめです。
※鯖寿司は店内、持ち帰り共に要予約、1本3,000円。テイクアウトのみは不可。
宏美ママ
芸舞妓さんたちと一緒にお客様に連れていっていただくことも。鯖寿司、シャリの間に挟まれている椎茸の佃煮とガリを細かく刻んだものがおいしいアクセントに! 和食に合うワインも大きなセラーにたくさん置いたはるので、また何か一杯と進んでしまいます。