贅沢食材を使用したご飯ものにも注目!


ご飯ものとして「蝦夷アワビの香港リゾット炒飯」もぜひ。アワビは中国料理の技法で低温調理を一晩施し、驚くほど柔らかく仕上がっている。

「蝦夷アワビの香港リゾット炒飯」2,420円

そのアワビの出汁をたっぷり吸ったリゾット炒飯については「香港の古い料理で、本来、バターやチーズを使わず、干し鮑を戻す時に出る煮汁と戻した干し蛸で作ります。サヴァトミーではより美味しさを求めて、生のアワビを使っています」とのこと。

ワインと紹興酒が豊富。みんなで楽しめる

料理を受け止めるお酒は、ワインと紹興酒がスタンバイ。ワインはグラスで赤・白3種ずつ、ボトルも多種揃う。紹興酒は「十八年」など限定ものも。ビールや手作りサワーも味わえる。

大阪の中国料理店は群雄割拠。個性的な店がさまざまなスタイルを打ち出し、予約困難な店も多い。そんな中「今は食べることが好きな女性を中心に、幅広い方に来ていただいています。オープン時のコンセプトに“みなさんで楽しんでもらいたい”という思いがあったので、アラカルトにし、カジュアルな雰囲気にしました。お子様もOKですよ」とはうれしいコメントだ。とはいえ、料理は長年培われた知識と技術、新しさが見事に調和した本格派。単価6000円~8000円程度で本気の中国料理がリーズナブルに食べることができる大阪の中国料理の新星誕生である。


※価格はすべて税込、サービス料別

撮影:福森公博
取材、文:木佐貫久代