餃子ツウも驚いた! イチオシメニュー4品をご紹介

ゴロゴロ肉の存在感は唯一無二!「羽根木餃子

「羽根木餃子」1人前5個730円。写真は2人前
 

塚田さん

ゴロゴロ肉の存在感と、それを包み込む自家製皮とのバランスの良さ。 キャベツも粗めにカットされているのが良い。モチモチ皮とゴロゴロ肉、ザクザクキャベツが三位一体となった、完成度の高い餃子です。

北海道産小麦粉を使用した手作りの皮の中に、ブロック肉を粗く手切りした豚肉とキャベツのあんがたっぷり詰まった餃子は、しっかりした肉の歯応えがありながらも、ジューシーで旨みたっぷり。カリカリと香ばしい羽根も、食感のコントラストに一役買っている。

酢とコショウを2度付けしても羽根のカリカリ感は最後まで感じられる
 

塚田さん

醤油を使わずに酢とコショウで食べると、豚肉の旨みがさらに際立つので試してみてください。大きくて一口では食べられないので、2口目に行く前に、断面にもう一度酢コショウを付けるのもおすすめ。

豚肉との抜群の相性に驚く「とまと餃子」

焼き目側の見た目は羽根木餃子とほぼ同じだが、味わいには変化が

フレッシュな味わいで、変わり種餃子の中でも特に人気なのが、ゴロゴロ豚肉とともにトマトを包んでいる「とまと餃子」(1人前5個)780円。

トマトがどんな風に入っているかは食べてのお楽しみ!
 

塚田さん

餃子にトマトは意外だと思うかもしれませんが、トマトは餃子に向いている野菜の代表格の一つです。豚肉とトマトの酸味や甘みの相性の良さに驚くと思います。

こちらはピザから発想したメニューで、肉の旨みとトマトのフレッシュな味わいを両立できるよう、トマトの形状に工夫したという。口に入れた時のジュワッとみずみずしい食感は、予想を超える驚きがあるはず。塩とコショウでいただくのがおすすめ。

ビールのおともにはコレ!「紅生姜餃子」

山盛りの紅ショウガが中央に添えられ、見た目も華やか

基本の羽根木餃子のあんに、たっぷりの刻み紅ショウガを加えた「紅生姜餃子」(1人前5個)780円。さっぱり系餃子のラインアップの中でも、特にお酒好きの人に支持されている一品だ。添えられた紅ショウガと一緒にいただこう。

皮ごしに赤い色が透けて見えるほど紅ショウガがたっぷり
 

塚田さん

紅ショウガの爽やかな香りと辛みが良いアクセントとなった餃子です。ビールとの相性が抜群なので、ぜひ、ビールのおともに。

ジューシーでご飯にもよく合う「シューマイ」

しっとりジューシーな味わいで、高齢の方にも大人気

「シューマイ」(1人前4個)630円は、コロナ禍で店内飲食が制限されていた時期に、テイクアウトメニューとして販売をスタート。こちらはあらぎり肉ではなく豚ひき肉を使用し、野菜は玉ねぎのみ。あえてシンプルな素材にすることを意識したそう。

 

塚田さん

焼売も大きめサイズで食べ応えあり。豚肉がギュッと詰まっていてとてもジューシーです。ご飯にもよく合います。

透けるほど薄い皮の中にひき肉のあんがぎっしり

餃子の皮の1/3ほどの薄い皮であんを包んであり、口の中に肉の旨みと玉ねぎの甘みが広がる、優しい味わいだ。

絶品餃子を日常のさまざまなシーンで

旨みたっぷりのあらぎり肉入り餃子をはじめ、他にはない味わいを楽しめる「羽根木餃子」。しかし、実はハードルが低いのも同店の特徴。餃子はすべてHPからの取り寄せ、テイクアウトも利用でき、パンフレットに記載されている焼き方の通りに調理すれば、自宅でお店と同じ味を楽しめる。またランチタイムはご飯、スープ、ナムル付きの「ランチ定食メニュー」900円〜を用意。分厚い皮付き豚肉をじっくり煮込んで一晩漬け込む「豚の角煮」800円など一品料理も本格的で、夜にゆったり晩酌を楽しむにもいい。さまざまなシーンで利用できるので、ぜひチェックしてお気に入りリストに加えて。

※価格はすべて税込

文:當間優子、食べログマガジン編集部 撮影:田川葉子