〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載！

Spices Curry Synergy 中野店（東京・中野）

2023年8月、中野駅から徒歩2分ほどの場所に「Spices Curry Synergy 中野店」がオープンしました。大阪北新地で平日限定で営業している本店「Synergy」は、ミシュランガイドのビブグルマンを3年連続で獲得し「食べログカレー百名店」にも選出されているスパイスカレーの名店。本店のオーナー、原彩氏は元旅行会社出身で、国内外で食べ歩きをしつつ、漢方コーディネーターや薬膳調整師、調理師などの資格を取得し、独学でカレーを生み出しました。店名は「相乗効果」という意味で、薬膳の効果を意識した医食同源をコンセプトにしたカレーを提供しています。

原氏は、女性が働きやすい環境づくりのお手伝いができればと、飲食店では長時間労働になりがちなところを短時間勤務で店舗運営ができるシステムづくりに取り組むため、2023年2月、恵比寿に姉妹店をオープン。間借りの営業でマニュアル化を進め、今回、実店舗営業に至りました。中野という場所が、温かみのある下町感があり、人通りの多い商店街が魅力だったため、出店を決めたそうです。店内はコリアンダーのイメージを基調とし、グリーンを使ったナチュラル感のある、癒やされる空間になっています。客席は13席で、カウンター席もあり、一人でも食事がしやすい雰囲気です。

現在のイチオシメニューは「ポークジンジャーカレー」1,000円。三元豚のうまみと、オリジナルスパイス、生姜のアクセントが特徴で、ほどよい辛さ。少々和風な風味がほっこりする、安心感もある一品です。定番メニューの一つ「ほろほろチキンカレー」 1,000円は、スプーンでほろほろと崩れる身離れの良い手羽元を使った爽やかなスパイス感のあるカレー。医食同源、辛さは控えめですが食べ進めると体がじんわりしてきて、代謝アップにも良さそうです。今後は、大阪店同様、期間限定メニューも随時用意できるよう調整中とのこと。カレーはあいがけにして、2種類を1,200円で楽しめます。また、2種のカレーに卵とキーマもついた「あいがけスペシャル」1,600円も用意。

中野店のスタッフはフルタイムで働く選択が難しい女性、心配りのできるシングルマザーや、女優、ボディビルダーを志す人など個性的なスタッフが運営しています。現在は間借りで営業している恵比寿店も、近々、スタッフの勤務地適性を考慮し、五反田に移転を予定しているそうです。

働く女性にも優しい「Spices Curry Synergy」で、明日への活力をチャージできそうなスパイスカレーを味わってみてはいかがでしょう。

食べログレビュアーのコメント

『【あいがけスペシャル】
カレーは真ん中に黄色いライスのダムを作って両サイドにカレーが配されています。
ライスは日本米のターメリックライスは固めに炊かれて甘いデス。
サラサラのマイルドチキンカレーと、シャバシャバしているけれど挽肉的な辛口のカレー。
どちらも出汁スープ的なシャバ感とほのかな旨み。
関西風をイメージさせたのは全体的に塩気が控えめかなと。
スパイスも、東京でスパイスカレーというと、インドカレーチックな多種多様なスパイスをふんだんに使い、ホールのスパイスガンガン効かせた香りのきついものが多かったりするのですが、
そこまでのことはせず、割の必要な分だけ入れた適材適所感を感じたりして。

主婦層の店員さんが三名で切り盛りされていましたし、
内装も清潔感のあるかわいらしいものでしたので
尖った感じのない優しいカレーだなと思いました。
ちなみに、シーチキン的な副菜はかなり辛いし、大きめのゆで卵がゴツっと入ってただ大人しくは終わってないのですが。

中野は個性豊かなお店が沢山あるのでそこに殴り込みしたのはかなりチャレンジングなことだなと思いますが、
プロモーション上手くやって色んな人に食べてみてもらいたいな、と思いました』（Cozy35さん）