〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

日本橋 釜竹(東京・新日本橋)

冷 小海老の天バラうどん 写真:お店から

2026年9月、新日本橋駅から徒歩2分ほどの場所に、コシのあるうどんと関西風の出汁を楽しめる「日本橋 釜竹」がオープンしました。「釜竹」の歴史は、1985年に大阪府羽曳野市で平岡良浩氏の父が、釜揚げうどん専門店として店を開いたことから始まります。2005年10月には、大阪の店で修業を積んだ息子の平岡良浩氏が東京・文京区根津に「根津 釜竹」をオープン。「食べログ うどん EAST 百名店」にも何度も選出され、釜揚げうどんとざるうどんを中心に、長く支持を集めてきました。

そんな「釜竹」が今回、日本橋に新たな店を構えたのには理由が。これまで釜揚げうどんを看板としてきた一方で、平岡氏が新たに挑戦したかったのが、関西風の「かけうどん」。釜竹の味わいをさらに広げていくなら、さまざまな人が行き交う日本橋がふさわしいと考え、この地を選んだそうです。

ゆっきょし
カウンター中心の店内   出典:ゆっきょしさん

路地の奥にひっそりと佇む店舗は、まるで隠れ家のよう。大衆的なうどんを、少し上品に楽しんでもらいたいという思いから、店内は木の温もりを感じるシンプルで落ち着いた空間に仕上げています。席は15席で、コの字形のカウンターが中心。ひとりでもふらりと立ち寄りやすい雰囲気です。

温 かけうどん 写真:お店から

看板メニューとして注目したいのが、「かけうどん」850円。鰹の香り豊かな出汁をたっぷりと使った、思わず飲み干したくなるようなつゆが魅力です。大阪の「釜竹」では、店主が常連客のために特別に提供していたという一杯が、今回正式に看板メニューとして登場。具材は油揚げ、わかめ、葱とシンプルに仕上げ、甘さを控えた温かい醤油つゆが、コシのあるうどんのうまみをまっすぐに引き立てます。

㈲亀仙人
鴨肉ロース   出典:㈲亀仙人さん

もちろん、夜にはうどんだけでなく、鰹出汁を生かした酒肴と日本酒を楽しむこともできます。「だし巻き卵」850円や「鴨肉ロース」1,000円、「牛すき煮込み」2,000円など、出汁の風味を感じられる料理を肴に一杯。そんな日本橋ならではの夜の過ごし方もおすすめです。

ゆっきょし
小海老の天バラうどん 大盛り   出典:ゆっきょしさん

さらに、「根津 釜竹」の釜揚げ・ざるというシンプルな構成とは異なり、日本橋では創作性のあるうどんも展開。冷・温から選ぶことができる「小海老の天バラうどん」1,500円や、A5ランクの和牛を使用「牛すき煮うどん」1,650円など、しっかりと食べ応えのある異なる魅力の一杯を楽しめます。

大阪で始まった「釜竹」の味を受け継ぎながら、関西風のかけうどんや酒肴、創作うどんへと新たな一歩を踏み出した「日本橋 釜竹」。昼はうどんを目当てに、夜は日本酒と酒肴を楽しみ、最後にうどんで締める。日本橋の路地裏で、新しい「釜竹」の魅力を味わってみてはいかがでしょうか。

食べログレビュアーのコメント

中目のやっこさん
冷 小海老の天ばらうどん   出典:中目のやっこさんさん

『レンゲで一口運ぶと、粘膜に浸透するとスッと立つような出汁の旨味が引き立つも、すぐに収束すれば置き去りになる香りの余韻。
うどんは艶のある口当たりとしっかりとしたハリを持たせてあり、噛みしめると力強いコシとともにモチモチと甘みを広げる。
そして主役とさせる小海老は、サクサクとした軽やかな衣を破るとムチッとした海老の甘みに満ちていく。
三つ葉の強い青みをアクセントにしながらうどんの食感に夢中にさせる。

うどんを楽しませるに等しい相性を成立させた一杯に仕上がっています』(中目のやっこさんさん)

O-YA-G
冷 ぶっかけうどん   出典:O-YA-Gさん

『小海老の天ばらうどん(温)と連食でぶっかけ(冷)をいただきました。
弾力があってノビの良いうどんに優しい出汁。
めちゃ美味!
小海老の天ばらうどんには、しごとがしっかり施された小海老天が12ほど、小海老天の下には海苔がしかれてます。
三つ葉も多めで、出汁をより美味しく和をしっかり感じました。

冷がけにはしぼられた大根おろしと青ネギ。酢橘を途中搾りさっぱりと。〆たうどんの力強さもとっても美味かった』(O-YA-Gさん)

※価格は税込。

文:佐藤明日香