【食べログマガジンこぼれ話 】
昼と夜で別の顔。夜の顔も紹介したい。
長いものに巻かれるのは苦手ですが、納豆巻にトルティーヤなど“巻物グルメ”にはめっぽう弱い、編集Sです。スイーツも然りで、子どもの頃からクレープ愛は冷めることなく、先日公開されたクレープ特集も我先に手を上げ担当しました。そのなかで紹介した代官山にある「TAJIMAJI」は、昼と夜の顔を持つユニークなお店。昼は花屋併設のクレープ屋、夜は「Bitter Bar」と名前を変え、スイーツとリキュール、スピリッツを楽しむバーとして営業しています。夜にワンハンドクレープとお酒を楽しめるなんて! こちらでは、本編で書ききれなかった夜の魅力を紹介します。
玄関で出迎えてくれたお花たちはしまわれ、夜は隠れ家のような佇まいに。ライトアップされた大人のムード漂う空間に期待が高まります。夜の魅力はなんといってもお酒とのマリアージュ。クレープとラム酒の相性はしっとり大人の味です。さらに知っておきたいのが、夜だけのスイーツメニュー。そのどれもが、姉妹店である人気ビストロ「Ata」仕込みのもの。例えば写真のチーズケーキは演出も可愛いいツイストがきいていて、センスのよさを感じます。
「Ata」の姉妹店とあって、味は本格派。濃厚でクリーミーな味わいがお酒とよくあいます。
ちなみに、「Bitter Bar」を切り盛りするのは、2階にあるビストロ「Ata」でサービスを担当している、あだちさん。実はお酒が苦手らしく、だからなのか甘いものには目がないのだとか。物腰の柔らかいサービスで居心地のよい空間を作ってくれます。
2階の「Ata」でディナーを食べた後、移動して〆クレープを楽しむお客さんも多いとか。夜遅くまで営業しているから、2軒目としてバーを探すときの選択肢として活躍しそうです。ハードワークの後のご褒美として立ち寄ったり、友達との近況報告会に使ったりと、さまざまな目的で活用できますね。この日も男性客がいて、スイーツ好きの男性にもおすすめです。
昼と夜とでメニューが変わるラーメン屋などは昔からありますが、昼はコーヒーショップ、夜はバーなど、デュアルな店舗形態を持つお店は、私たちのライフスタイルの多様化により今後も増えていきそうですね。