〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

124. KAGURAZAKA(東京・牛込神楽坂)

写真:お店から

2023年9月、牛込神楽坂駅から徒歩6分ほどの場所に、福島の伊達鶏を使った焼き鳥や逸品料理をおまかせコースで楽しめる焼き鳥店「124. KAGURAZAKA」がオープンしました。店主は20歳の時から独立するという目標があり、創業から150年ほどの歴史を持つ鶏の卸売業者「株式会社とりすえ」で6年間働いたのち、調理技術を学ぶため、人形町の人気フランス料理店「ビストロプチニース」(現在は「ビストロフレンチーズ」)や、バルブームの先駆けとも言える八丁堀の「maru」で修業を積みました。帝国ホテルから「シェ・イノ」で研鑽を積み独立したシェフに師事し、多くのことを学んだそうです。
その後「株式会社浜倉的商店製作所(洋食部門)」にて調理並びに店舗運営、人材育成、商品管理など飲食店経営に必要な知識をしっかりと身に付けました。合間で日本料理の先輩の店に1年勉強に行くなど、さまざまなジャンルの料理を経験。
2021年からは、「食べログ 焼き鳥 EAST 百名店」に選出されている中目黒「とり澤」でさらに腕を磨き、独立オープンすることになりました。

写真:お店から

都内で飲食店がたくさんあり人が集まる場所、且つオシャレな街に出店したいと考えていたそうで、今回のテナントはイメージ通りの立地、街、雰囲気と全て揃っていたため、出店を決定。
ビルの3階に位置する同店は、隠れ家感があり、黒を基調としたシックな店内は大人の雰囲気です。内装は、和モダンをベースにしていて、間接照明による明るすぎず暗すぎない絶妙なライティングが居心地の良さを演出しています。幅の広いフラットなカウンターテーブルに客席は12席で、ゆったりと過ごせます。適度な距離感でのスタッフとの会話も心地よいオープンキッチンは、目の前で調理の様子が見え、ライブ感もたっぷりです。

写真:お店から

メニューは「おまかせコース」6,600円〜のみで、炭で焼く串はそれぞれの食材に合った焼き加減で、一番おいしいタイミングで提供。焼き鳥は、福島の伊達鶏を軸とした柔らかくジューシーな味わいを堪能できます。ストレスが少なく自然に近い環境で飼育された伊達鶏は、余分な脂肪がなく、やわらかい歯ごたえなのに肉の弾力があり、うまみとコクがあります。

※コースの代金は、その時々の季節の食材や、食べた量によって変動します。声掛けのタイミングで調理段階に入っている場合は、次の料理までの提供となります。

写真:お店から

〆とデザートは別途料金となりますが、〆の銘柄鶏・伊達鶏の「鶏出汁スープのらーめん」は絶品です。デザートの豆腐アイスは、恵比寿にある「豆富食堂」とのコラボデザート。豆腐アイスの原料は大豆、天然水、にがり、甜菜糖のみを使用しており、豆腐らしい味わいがしっかり残っていて且つ口当たりがすっきりしています。店主が昔お世話になったシェフにお願いして特別に作ってもらっているアイスなので、都内で食べられるのはここだけです。

写真:お店から

ドリンクはこだわりの銘柄を用意。ビールは白穂乃香、赤星(サッポロラガービール)、クラフトビール。日本酒は10種類以上、赤・白ワイン、シャンパンも揃っています。白州、知多、碧Ao、ジン、ウォッカで作るサワーなども。レモンサワーはすっきりと飲みやすく、焼き鳥との相性も抜群。飽きずに楽しめる豊富なラインアップとなっているので、料理とあわせて存分に楽しんでください。

高級店でありながら、肩肘張らずに利用できる雰囲気の焼き鳥店。一人でも、女性のみでも行きやすく、デートや、記念日、会食などさまざまなシーンで活躍しそう。経験豊富な店主による、こだわりのコースを味わいに足を運んでみてはいかがでしょう。

※価格は税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:佐藤明日香 写真:お店から