〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

YAYOI TOKYO(東京・三軒茶屋)

2023年7月、三軒茶屋駅から徒歩5分ほどの場所に新しい発想のジェラートショップ「YAYOI TOKYO」がオープンしました。手掛けるのは、ワールド トロフィー オブ ペストリー アイスクリーム チョコレート(The World Trophy of Pastry Ice Cream Chocolate FIPGC)ミラノ世界大会優勝など数々のコンクールで受賞経験を持つ、パティシエの大塚 陽介氏です。著名パティシエのブランドにて商品開発などを長年担当し、その後パティスリーや高級旅館などの立ち上げに参加してきました。同店では屋久島の水とこだわりの素材で作った、繊細で美しいジェラートを提供します。

今回の新店のコンセプトは「なにげない日常をしあわせなひとときに」。これからの活動を通して何ができるか考えた時に、このコンセプトが浮かび上がったそうです。「なにげない日常」なので、人々にとって特別なお菓子ではなく、日常的に馴染みのあるお菓子で、日常をよりしあわせなひとときにできないだろうか、そこにフィットしたのがアイスクリーム・ジェラートでした。これまでパティシエとして培った素材の生かし方やバランス感を「日本人」としてのフィルターを通して、普遍的なアイテムであるジェラートをアップグレード。その先に幸せなひとときがあると信じ、ジェラート店のオープンを決めました。新店舗の場所は、渋谷から近く、感度の高い方や昔から住んでいる方など、幅広い人々が入り混じる三軒茶屋こそ、新たな「普遍性」を表現できる場になると考え選んだそうです。

よくある「ジェラートショップ」ではなく、ふらっと立ち寄ったジェラートショップで日常をアップグレートして欲しいという思いから、YAYOI=弥生(3月)という店名を付け、店内も弥生の時期の日本らしい、優しくも芽吹きの強さを持った季節を表現。白を基調としたシンプルな内装を春色にライトアップし、花々で彩っています。
アートワークはニュージーランド在住で幅広く活動するイラストレーター湯浅 望氏が、店内のペーパーフラワーはedenworksの篠崎 恵美氏が担当しています。気軽に楽しめるようスタンディングスタイルですが、テラスベンチも8席あります。

ジェラートは定番のフルーツから「グレープフルーツ×金木犀」750円や「加賀棒茶×ミルク」850円など日本らしいテイストまで、10種類のフレーバーを揃えています。中でもおすすめは、濃厚なだけでなくすっきりした味わいの「ミルク」650円と、国産の桃を使用したジューシーな果実感を楽しめる「桃」650円です。どのフレーバーも、甘みやコクがベタッと残らずにスッと消えていくような優しさがあり、素材そのもののしっかりした味わいを堪能できます。イートインのみの数量限定の季節のフレーバーは、Instagramで告知されるので、こちらもチェックしてみてください。

イートイン限定メニューでは、フランボワーズのムースを使った焼きたての「おいしいミルフィーユ」900円と、大塚氏のスペシャリテ、オレンジとヘーゼルナッツのフレッシュな「ボンボン・ショコラ」400円を提供します。

8月からは旬のフルーツとジェラートがおいしさを引き立て合う「パフェ」を販売予定です。大塚氏のセンスが光る、見た目も美しい贅沢なパフェは人気が出そうですね。

また、ジェラートに合うカクテルとナチュールワインも用意しています。カクテルのレシピの監修は「食べログ バー 百名店」に選出されている渋谷のバー「石の華」でオーナーバーテンダーを務める石垣 忍氏。桃のジェラートと相性抜群の「ジントニック」900円や、爽やかなフレッシュミントが夏にぴったりの「モスコー・ミュール」900円など、ここでしか味わえないペアリングを堪能してみてください。カクテルは金・土・日の提供となります。

テイクアウトでは「おすすめ4個セット」2,500円があり、色々な味を試してみたい方や、手土産にもいいですね。8月下旬より、全国に発送できるオンラインをスタートするので、遠方の方でも同店のジェラートを楽しむことができますよ。
発送の受付は、店舗でも可能です。

世界に認められたパティシエによる日本らしい繊細なスイーツとアルコールのペアリングをお洒落な店内で楽しめる新店。スイーツ好きの方は是非足を運んでみてください!

食べログレビュアーのコメント

otani ryu
出典:otani ryuさん

『ワインは普段は赤派なので、メルローにショコラ!とかカベルネにピスタチオ!という感じだよなぁと思っていたのですが、
まあ、暑い日だったので屋久島たんかんxオレンジ のフレーバーを頂きたいなぁと心変わり
そうなると赤はないですよねぇ?とパティシエシェフに相談しながら、結局シャルドネをチョイス
それに合わせてダブルのもうひとつは色味も含めて苺に

ワインとアイスのペアリングは初めてです。
(家で勝手にやったことはありますけどね...)

たんかんとシャルドネの苦味がいい感じで絡み合って、暑さを忘れさせる爽やかさ
やはりこの日は白とフルーツ系でまとめてよかったかな

とはいえ、他にも試してみたいフレーバーが一杯です。
ワイン以外にもカクテルともペアリングしてみたいし...
10フレーバーあるから5回は来ないと全部は試せないなぁ』(otani ryuさん)

カノジョ
出典:カノジョさん

『すごく可愛いアトリエのような店内。

2種類選べるみたいなので、桃とショコラにしました。
教えてくれた人に食べてもらおうとミルクといちごもテイクアウト。

舌触りがざらついたり変な甘さもないので前情報がゼロでも上質なジェラートなのがわかります。
桃はネクターのようにこってり美味しくて、ショコラも濃厚な香り。
さらっとさっぱり系というよりは幸福感の高まるご褒美ジェラートでした!

お酒とペアリングもできるみたいでお酒大好きな三軒茶屋民は嬉しいお店です』(カノジョさん)

※価格はすべて税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:佐藤明日香 写真:お店から