魅力あふれるサイドメニュー多数! 中でも必ずオーダーしたい2品

食べ応え抜群の「スパイシーテール焼き」

1cm厚くらいの牛テールを炭火でじっくりと火入れ。表面から油が滲み、香ばしい色目が付いてきたら、同店オリジナルの魔法のスパイスをはらり。ニンニクチップ、オニオンチップ、韓国産の唐辛子、海苔などからなるこのスパイスは、コク深く風味豊かなテールにいい意味でジャンクなおいしさを加えてくれ、ビールや焼酎、サワー類をことさら飲みたくさせること請け合い。つまり、つまみとして最強なのだ。ここに青唐辛子を合わせても、もちろん美味なり。

豪快にかぶりついて味わいたい。まずはスパイスの香りが、そしてテールの旨みがブワッと押し寄せる。そこにお酒を合わせれば……頬が緩むこと間違いなし。980円

〆にピッタリ! キュートなビジュアルの「カレー」

牛すじをゆでこぼしも行いながら、ホロリと柔らかくなるまで約10時間かけて煮込む。そこにスパイスを加えさらに3時間弱。ようやく出来上がるこちらのカレーは、〆の隠れた人気メニューだ。土鍋の中でクツクツと、上にはハート形に焼かれた目玉焼きがオン。目玉焼きを崩し、火傷しないように注意して頬張れば、最初は牛すじからの旨みと甘み、卵黄のコクが、その後穏やかな辛みが口中に広がっていく。これをメインにしたカレー店があっても流行りそう。が、カレーはもっと辛くなくてはという方は、やはり青唐辛子を混ぜて楽しんで。噛むと弾ける青唐辛子の辛さが刺激的なアクセントとなって、クセになりそう。

まずはルウとご飯だけ。ついで目玉焼きを割って半熟卵と絡めて。最後に青唐辛子を加えて辛く味変させてと、さまざまに楽しみたい。1,000円
 

武智さん

青唐辛子の醤油漬けがなくてもちっとも文句はありません。こだわって仕入れる和牛を使った焼肉、ホルモンがそもそもおいしいのですから。一品料理も充実しています。しかし、青唐辛子の醤油漬けがあれば、うま辛ファンはぜひとも注文してみてください。そのままでもおいしく、おいしい焼肉や一品料理に少し合わせても◎という鮮烈で刺激的なメニュー。そして家で真似できそうでできない、ここに来るしかないじれったいレシピなのもまたいいのです。

※価格は税込。

撮影:長尾真志
文:武智新平、食べログマガジン編集部