〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

CENSU TOKYO(東京・国立競技場)

うちわエビのカダイフ揚げソースビスク(写真左)、うにぎり 焼きおにぎり 鮑のソース(写真右)

7月24日、国立競技場駅から徒歩8分ほどの場所に、フランス料理をベースに和洋中の食材や技法をふんだんに取り入れた料理が味わえる「CENSU TOKYO」がオープンします。2021年に新感覚のレストランとして香港にオープンした「CENSU」は、旬の食材をジャンルにとらわれずにアレンジしたユニークなメニューで人気店に。コロナ禍にもかかわらず、香港市場で初年度から黒字を達成しました。コロナ禍に収束の兆しが見えてきたため、東京店の出店に至りました。

「CENSU TOKYO」代表の金須郁幸氏

同店のコンセプトは、新感覚の「Restaurant」と「WABISABI」。
日本の「IZAKAYA」文化を発展した「Restaurant」が、扇子のように中心より広がっていく可能性を提供します。
そして、この世におけるすべてのものは経年変化によってさびれたり、汚れたり、欠けたりする。「CENSU」も小さな幹からやがて大木となり、関わるすべての人たちへ趣を与えるような存在を目指しています。

メニュー開発や店舗プロデュースは、星付きレストランを経験した2人のシェフが協力して行っています。日本ならではの四季や産地、生産者の食材を使用し「CENSU TOKYO」でしか味わえない料理を提供します。「花ズッキーニの天ぷら きのことトリュフのソース」は、ふんわり軽いズッキーニの中にエビとホタテのムースが入り、サクッと揚げた衣の食感とムースの柔らかさが楽しめます。濃厚なトリュフソースも絶品。「ポテトサラダ」はポテトチップスのサクサク感とポテトサラダ、半熟卵が絶妙なハーモニーを奏でます。
基本はアラカルトメニューですが、シェフのおまかせコースも6,480円と8,640円の2コース用意しています。

店内には唐草模様が施された吊り天井など、ファッションカルチャーを⼊れた遊び心のあるデザインを取り入れ、外観には香港「CENSU」と同様のルーバーや、 ⾹港の代名詞とも⾔えるネオン管を採用。⼀枚板のアイランドテーブルや、⽇本の杉材を多く取り⼊れたデザインは、香港と日本の融合を感じさせてくれます。1階はシェフズテーブルカウンターで、シェフの目の前で食と臨場感を味わえます。2階はダイニングテーブルで、仲間や家族とゆったり食の時間を楽しめます。

料理はもちろん「CENSU TOKYO」が創り出す空間や雰囲気、ここでしか味わえない食体験を楽しんでみてはいかがでしょう。

※価格はすべて税込

文:佐藤明日香 写真:お店から