パスタ好きにはたまらないイタリアンと有名シェフのジェラートが登場

5種類のパスタをコースで楽しめるイタリアン

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「PRIMO PASSO」コース内、トマトのスパゲッティ   出典:n_u_guideさん

名店・話題店がひしめく新富町には5月1日、イタリアン「PRIMO PASSO」がオープンしました。16,500円のおまかせコースなのですが、なんと11品の中に旬の食材と組み合わせたさまざまなパスタが5種類も供されます。

「PRIMO PASSO」ホタルイカがのったリゾット 写真:大木淳夫

私が訪れた際は、シマエビののったカッペリーニ、トマトのスパゲッティ、そら豆とグリーンピースのトルテッロ、ホタルイカがのったリゾット、泡立てたスープに入ったタヤリンでしたが、なんとも楽しくおいしい。イタリアの二つ星で、パスタ部門のトップだった31歳の藤岡智之シェフの腕が冴えわたります。

ベテランシェフ監修のジェラート

「ジェラートブラボー」 写真:大木淳夫

イタリアンはベテランシェフも元気です。「東京最高のレストラン」の常連でもある、西麻布の名店「ビンゴ」の奇才・小林秀徳シェフはなんとジェラートを監修。5月10日、代官山にオープンした「ジェラートブラボー」です。その場で食べる場合、2つのフレーバーを選んで800~1,000円。「放牧ジャージー牛乳100%ジェラート」といった王道から「バナナ、ハチミツ、希少ナッツのアマゾンテイスト」といった、そそるメニューまで8種類。組み合わせは相当悩みますが、暑い季節、店頭のベンチに座って食べると、その清涼感と雑味のないおいしさに幸せになります。テイクアウトはシングルのみです。

オシャレ中華、ワインと中華にガチ上海まで

ニューヨーク・スタイルの中華

「LUCKY ALEXANDER CHINA」外観 写真:お店から

中華は相変わらず多彩です。「ザ グレートバーガー」など、そのセンスの良さで多くのファンを持つ車田篤さんが新たに手掛けた中華が、松見坂で5月2日にオープンした「LUCKY ALEXANDER CHINA(ラッキー アレキサンダー チャイナ)」です。“ニューヨーク・スタイルの中華”ということでしたが、外観はストリートっぽいオシャレさで、内装のデザインやオリジナルの食器類もコンセプトが統一されていてさすがのつくり。テーブル間の狭さが適度なざわめきと活気を生んでいます。

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「LUCKY ALEXANDER CHINA」焼餃子   出典:祐天寺マンさん

3種の餃子、グツグツと煮込まれた状態の麻婆豆腐などはもちろん、山利しらすの冷奴や和歌山丸田屋のミニ中華など、メニューも楽しい。オープン3日目にうかがったところ、開店前から行列ができていました。

「LUCKY ALEXANDER CHINA」 写真:お店から

ナチュラルワインと点心のお店

「ダイカンヤマパンダ」焼売 写真:大木淳夫

代官山の不思議な造りの商業施設「sarugaku」には5月6日、「ダイカンヤマパンダ」がオープンしました。こちらはナチュラルワインと点心のお店で、松濤「エンリコ」の姉妹店です。コンクリート打ちっぱなしで清潔感ある店内は、9席のカウンターとテーブルが2卓。3種の焼売と様々なスパイスをアクセントにした料理、そして多彩なグラスワイン。ホッとしたいときにぴったりなお店です。

おつまみを楽しむ中華

祐天寺マン
「mushin」   出典:祐天寺マンさん

ちなみに昨年11月、神楽坂にオープンした「mushin」も中華とナチュラルワイン、しかも南アフリカと東欧というラインアップでした。おつまみとしての中華に注目が集まっているようです。

すでに話題の上海小吃(スナック)専門店

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「The Bao Factory」葱油拌麺   出典:flamboyanさん

飯田橋には上海小吃(スナック)専門店を標榜する「The Bao Factory(ザ バオ ファクトリー)」が5月1日にオープンです。ガラス張りで食堂のようなシンプルな店内で供されるのは、いわゆる“ガチ上海”。鍋貼(グオティエ)という、小籠包のようにスープの詰まった焼き餃子、焦がしネギが絶妙のアクセントを生んでいる葱油拌麺(ツォンヨウバンミィェン)こと、ネギ油のまぜ麺、そして菜肉大雲呑。メニューはわずか6品でアルコールもありませんが、じわじわと話題になっていきそうです。