〈NewOpenNews〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
nụ(ヌー)(東京・祖師ヶ谷大蔵)
2023年3月21日、小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅から徒歩15分、世田谷通りから少し入った路地裏にカフェ「nụ(ヌー)」がオープンしました。徒歩5分ほど離れた場所にある、人気のバインミー専門店「ăn di(アンディー)」の姉妹店で、ベトナムごはんやスイーツを楽しめるカフェです。
2013年にオープンした「ăn di」は、当時としてはまだ珍しかったバインミーの専門店。きっかけは、オーナーがベトナムに訪れた時、初めて食べたバインミーに感動したこと。日本でもこのおいしさを広めたいと、本場ベトナムで料理を学び、帰国後もベトナム料理店や野菜料理店などで広く経験を積み、満を持して「ăn di」をオープンしました。それから10年。次は米をテーマにして “ベトナムごはん”を楽しんでもらいたいと「nụ」が誕生しました。
路地裏に佇む白い、ちょっとレトロな雰囲気の「nụ」。店のテーマは「路地裏にある古き良きベトナムのごはんカフェ」なんだそう。12席とこぢんまりした店内は、グリーンのアクセントカラーが印象的。ベトナムで買い付けてきた古道具や食器などを用いて「古き良きベトナム」の趣を再現しています。
現在、“ベトナムごはん”はワンプレート1種類(1,280円)。「コムガー」と呼ばれるベトナム風チキンライスです。タレは定番とオリジナルの2種類を用意。ご飯に使われているのは、国産の長粒米。長粒米は通常の米より植物繊維を多く含み、ヘルシーなのが魅力です。クセのない米はベトナム料理のハーブやスパイスとも相性抜群で、おかずと一緒にご飯が進みます。
ベトナムの発酵文化をアレンジして、発酵スパイスドレッシングや自家製の「ヌクマム麹」なども手作り。プレートには、これらを使った小鉢がセットになっています。いずれの料理も、毎日食べたくなる優しい味わいのものばかりです。
ベトナムプリンやケーキなども人気です。「バインフラン」と呼ばれるベトナムプリン(530円)は、たっぷりかかったほろ苦いキャラメルソースと、卵の優しい味わいがノスタルジックなプリン。ベトナムコーヒーとクラッシュアイスをトッピングすることで、冷たくて甘いデザートを楽しめます。
夜メニューなども準備中で、将来、ディナータイムにはバルのようにお酒とベトナムごはんを楽しんでもらえるようにしていきたいのだとか。店内で総菜や雑貨などを販売するベトナムのマーケットのようなイベントも企画中。ベトナムの魅力いっぱいのカフェに出かければ、まるで海外旅行を楽しむかのような気分になれそうです。
食べログレビュアーのコメント
『今回のコムガーはホーチミンスタイルだそうです。タレは定番とオリジナルの2種付いていました。チキンも柔らかく、そのままでも十分おいしいです。
小鉢はニラや人参が入った何となくキムチ系統の物でした。箸休めに丁度良い感じでおいしいです。
ベトナム料理は今までバインミーぐらいで殆ど頂く機会が無かったのでスパイシーなのかな?と勝手に思っていたのですが、全体的に優しいお味で食べやすくおいしかったです』(LunchBoxさん)