「The Tabelog Award 2023」 受賞店インタビュー

「おいしいを、讃えよう。」をキャッチコピーに、食べログユーザーによる評価をもとにした独自の年間レストランアワード「The Tabelog Award 2023」。対象期間にきわめて高い評価を獲得したお店がノミネートされ、ユーザーによる投票にて「Gold」「Silver」「Bronze」の各賞、部門賞として「Best New Entry」「Best Regional Restaurants」が決定した。

受賞店数は470店舗、その割合は日本の飲食店の中のわずか0.05%ほどという狭き門。そんなトップオブトップの飲食店の料理人たちは今、何を考えているのか?

Best New Entry受賞「宮坂」宮坂 展央氏

宮坂展央氏

東京・南青山にある「宮坂」は、日本の旬を彩る上質な食材を堪能できるコースを供する日本料理店。2021年11月に移転し、「御料理 宮坂」から新たに屋号を「宮坂」としてオープンした。

今年初めて「The Tabelog Award」にノミネートされ、Best New Entryを受賞。「初心を忘れず、現状に満足することなく前に進んでいきたい」と話す宮坂氏が抱く料理への思いとは?

旬の素材と器で料理を表現

メニューの一例

旬の素材を大切に、畑にないものは極力使わないという宮坂氏。奇をてらった仕事はしないが、器やしつらえなど日本の文化を大事に、素材の味を最高の状態で出せるように心がけているそう。
特に土鍋で炊き上げるお米にはこだわっていて、煮えばなから楽しめるようになっている。

ストーリーが特別な時間を作る

「席に着くまでのストーリーを大切にしたかった」というお店までのアプローチは、南青山の賑やかな通りから1本入ると始まる。都会とは思えない空気感、そして暖簾をくぐって最終的にカウンターに着くまでのワクワク感。ゲストには料理を含め、レストランのすべてを楽しんでもらえるように考えている。

今に満足することなく日々進化し続ける「宮坂」。多くの食通たちを魅了してきた、日本料理の新境地を、ぜひ体感してほしい。

詳しくは動画で

インタビュー動画では宮坂氏が料理に対する思いや、将来の展望などを語る。素晴らしい料理がどのようにできているのか、そのヒントが詰まっている。

■その他の受賞シェフインタビュー
https://award.tabelog.com/interview

■The Tabelog Award 2023
https://award.tabelog.com/

「The Tabelog Award」受賞店を一挙ご紹介

『The Tabelog Award 2023 公式本』(ぴあ)2,970円(税込)

日本のトップシェフの料理への情熱を徹底取材した、食べログアワード公式本が2023年3月下旬に発売。食べログアワードを受賞した全国の名店470軒を掲載しています。グルメ必携の一冊。

文:食べログマガジン編集部 写真:橋本真美