博多を代表する人気とんこつラーメン専門店「博多一幸舎」を展開するウインズジャパンが、今年10月に一風変わった麺が目玉の新業態店をJR博多駅前にオープンした。

 

期待高まるその店の名は「元祖博多うっど~ん『麺を喰らう』」。博多一幸舎の創業者・吉村幸助さんと、博多うどん職人として20年という大将・野山泰之さん、そして製麺の職人・製麺屋慶史の一松竜太さんの3人がタッグを組んで生まれた。

汁あり

 

看板メニューの「元祖博多うっど~ん」は、「ラーメンでもない、うどんでもない新食感の『うっど~ん』」と大将。その麺は長年、博多一幸舎の麺作りを手掛けてきた製麺所「製麺屋慶史」がこのために新たに開発した。うどん生地をラーメン製法で熟成した平麺で、中華麺にはないコシとモチモチした食感が特徴だ。

汁なし

 

福岡県産の地醤油5種類をブレンドし、蕎麦カエシの技法で仕上げた秘伝のカエシに特製魚介油を加えて混ぜて食べる「汁なし」、カエシに鶏ガラやいりこ、野菜を煮込んだ特製スープを合わせた「汁あり」の2種類をそろえ、量は好みで小(160g・550円)・並(320g・650円)の2段階から選べる。

「入口」と書かれた看板横から入店し、注文はお盆を持って「汁あり」「汁なし」、麺の量を選択するセルフ方式。

温玉(100円)や「肉増し」(150円)など有料のトッピングメニューも充実しているが、カウンターには「お一人様一掴みまで!」の無料のごぼう天や玉ねぎ天を用意。

キムチや大将の気まぐれで提供する日替わりの総菜も合わせて選べるサービスもうれしい。今日はキムチと温玉、肉増し増し!など、その日の気分で楽しめる。

味を変えて最後まで楽しんでほしいと柚子風味の辛味ダレやリンゴ酢、マヨネーズなど、用意された調味料も豊富。トッピングや調味料で味を変えて、「スキゴト」(博多弁で「好きなように」)楽しんでとのこと。

夜は、ちょっと一杯のお酒にも合う一品料理(280円~)も提供。枝豆、タコさんウィンナー、アジフライ、ハムカツなども手軽な価格でそろえており、「うっど~ん居酒屋」に早変わり。ビジネスマンや旅行者などにもありがたい博多駅すぐそば。ちょっと一味違う博多のうどん、「うっど~ん」を満喫しに行ってみては。

 

 

取材・文・写真:秋吉真由美