【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス#86】「インディヤム」
インド人が多く住んでいることで有名な西葛西と、やはり近年インド人居住者が増えてきていることで知る人ぞ知る船堀の間くらいの位置に、西インド料理のお店が誕生しました。その名は「インディヤム」。
住宅街の中に溶け込むように佇むそのお店は、マニアックな西インド料理店でありながらもカフェのような雰囲気で入りやすく、地元の日本人とインド人居住者がどちらもいる空間となっており、このエリアならではだなと感じました。
西インド料理に特化したお店も近年少しずつ増えてきていますが、まだまだ一般的にはマニアック。西インド料理の特徴は、西インドにはベジタリアンの人が非常に多いので野菜料理が充実しているということと、ムンバイパンをはじめ、パンを食べる文化があるということでしょうか。
せっかくなので西インドらしいメニューを色々といただいてみました。
まずは西インド料理を代表する「パオバジ」880円から。パオとはパンのこと。それにバジという豆カレーを合わせる軽食です。バターで焼かれたパオは半分にカットされていて、そこにバジと生野菜をはさみ、レモンを搾っていただきます。野菜のみとは思えないくらいのしっかりした食べ応えと満足感を得られる料理です。
続いて「サプダナキチュリ」600円。わかりやすく言うとタピオカのスパイス炒め。ほのかな甘みとスパイス感が合わさった面白いテイスト。そのまま食べて良し、ライタ(ヨーグルトサラダ)をかけて良し、カレーを合わせても良いでしょう。
今回は「コフタカレー」1,060円をかけていただきました。メニューには肉団子と説明がありましたが、肉は使用せずベジの団子なのでベジタリアンの方にも安心です。
肉も食べたい気分だったのでフランキーも。フランキーとはラップロール的なもの。こちらも西インドではベジが主流ですが、ベジのみならず「チキンカバブフランキー」990円もあったのでこちらにしました。
チキンティッカと野菜を薄焼きパンで包み、それをオーロラソースにつけて食べます。こちらも満足度の高い軽食です。軽食とは言えあれこれ食べてお腹いっぱい。しかしほとんどが野菜ですからヘルシー気分。
駅から離れていることもあって時間の流れはゆったりしており、それもインドのようです。雰囲気も味もインドを感じることができる空間が東京にあるのは面白いことですね。
野菜を沢山食べたい時、西インド料理は特におすすめです。船堀駅から15分程度、西葛西駅からだともう少しかかる場所ですが、歩いていくのも健康に良いですし、その価値のあるお店ですから、沢山歩いて沢山の野菜を食べに行きましょう!
※価格はすべて税込