〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
枯淡(福岡・桜坂)
2021年11月、桜坂駅から徒歩2分ほどの閑静な一角に、高水準の江戸前寿司が食べられる「枯淡」が開店しました。店主の野口 和暉氏は、今は無き名店「鮨 水谷」で修業し、東京で絶大な人気を誇る「鮨 はしもと」で6年間研鑽を積み独立。福岡県糸島市出身ということで、東京ではなく福岡を新天地に選んだそうです。野口氏は20代後半という若さながら、貫禄のある落ち着いた接客にも定評があります。
夜のおまかせは18,000円で、お昼は握りのみで8,000円と、つまみ少なめと握りで12,000円のおまかせがあります。お昼に夜のおまかせも楽しめます。シャリには粒の大きい「あいちのかおり」を使用していて、もっちりとして米の甘味が丁度良い塩梅。米酢と赤酢をブレンドした酢は、香りが良くまろやかな酸味です。マグロは豊洲の仲卸「石司」から仕入れていて、九州の魚や全国の魚を、長浜鮮魚市場と柳橋連合市場から仕入れているそうです。ネタは大きめですが、シャリとバランスが取れていて野口氏の技術に裏打ちされた寿司になっています。
店の入り口には表札がなく、真っ白な暖簾がかかっていて、隠れ家のような雰囲気です。静謐な高級感のある店内には、V字のカウンターに8席の客席があります。予約は毎月1日10時から、翌月末までの予約を受け付けています。早くも予約が困難な人気店になっている「枯淡」、まだまだ進化し続ける期待の新店です。
食べログレビュアーのコメント
『「コハダ」
始めの一貫、仕事されたコハダとシャリと一体感ある鮨です
「本鮪」
豊洲・石司のマグロは青森からの夏鮪、赤身、中トロ、大トロといただきました、爽やかな酸ながら美味しいですね
「赤雲丹」
唐津の走りの赤雲丹は握りで、旬の走りとはいえ上品な甘みと滑らかさは美味しいですね
「雲丹軍艦」
こちらは北海道からムラサキウニと馬糞ウニの2色のせ、馬糞ウニの強い甘みとムラサキウニの余韻とを楽しめる贅沢
身の厚みある「アジ」も美味しかったなー』(amanekenamaさん)
『前半つまみ・後半握りの構成です。
握りのシャリは見た目だけだと赤酢だけでなく米酢も入っているのではないでしょうか。
口に入れると固めなので、口で解けていく感じが良いです。サイズは大きめです。
個人的にはつまみでは『平貝』を磯部巻のようにいただくともっちりとした歯触りの後に旨味が全面に出てきて美味しかったです。
握りでは『ヒラメの昆布締め』はつまみとして食べたら浅めかもしれませんが、ご飯に合わせると絶妙なバランスだった為、職人を感じました。『車海老』は甘さがあり食べ応えのある一品です。
居心地も良く美味しくお鮨を堪能致しました。
ご馳走様でした。また是非再訪したいです。』(カフェモカ男さん)