デザートも2品が同店流
ご飯もの同様、デザートも2品出てくるのが同店の流儀。1品目はピスタチオアイスで、ひと口、ふた口と食べたところで、スペイン産のオリーブオイルがさっとかけられ、味の変化を楽しむことができる。2品目は、フルーツと白ワインゼリーを合わせた後口のよいスッキリ系のデザート。そして最後は、フレッシュハーブティーで締めくくりとなる。
海外で日本料理の素晴らしさを再確認
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2022/07/24e73459be6cbc94f7273ec562e102da.jpg)
店主の室井大輔さんは、四季折々の豊富な食材を繊細な技術で仕上げる日本料理に魅了され、この世界に足を踏み入れた。またその腕を買われ、プライベートシェフとして海外で料理をふるまったこともある。その時、室井さんは海外のよさを実感しながらも、同時に素材の持ち味を活かし、引き出すという日本料理の素晴らしさを再確認したという。
新旧が混在する街で新たな歴史を築く
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2022/07/f55b324974ecbc22c72156a8c02a8a6d.jpg)
麻布十番は、昔ながらの家並みと近代的なビル群が混在する街である。そんな中にひっそりたたずむ同店の料理は、昔ながらの日本料理の基本を大切にしながら、同時にいまという時代の魅力を盛り込んだ、時代をつなぐ料理でもある。繊細にして大胆。その奥行きのある料理で、新たな歴史を作り上げていく。そう。麻布十番に「麻布室井」あり。