特別なお祝いにもらってうれしいクッキー缶

記念日の手土産に選ぶならクッキー缶がベスト。アイシングされたメッセージも可愛らしく、誰もがもらってうれしくなるクッキー缶だ。
8種類のクッキーはどれも甘すぎず素材の良さを活かしている。例えばラズベリーとマンゴーパッションのフルーツキャラメルを挟んだクッキーは、甘酸っぱくフルーティー。胚芽クッキーはチョコレートをサンドしており、ざっくりとした食感と甘さがマッチしている。見た目も味も、お礼やお祝い事に喜ばれること間違いなしだ。
真ん中に配置するアイシングのメッセージは、定番の「Thank you」のほか、母の日や出産祝いなど、ライフイベントによっていくつか種類があるので、用途に応じて使い分けたい。
その人にとっての記念日を彩る

店名の「UN LIVRE」は一冊の本という意味だ。清水さんが独立する前に、旅の途中で出会った一冊のレシピ本が由来になっている。その本には職人の手仕事の美しさがあふれていたという。「ひとつひとつが丁寧に作られ見ているだけで楽しくわくわくする、こんなスイーツを作りたい」。そんな思いが込められてこのカフェ&パティスリーは誕生した。

そして、「UN LIVRE」が大事にしているのは「その人その人の、ささやかな記念日を彩る」ということ。例えば子供が初めて歩いた、習い事で進級した、仕事がうまくいったなど、ささやかなうれしい出来事やお祝い事は日常にあふれている。そんなとき「あの店のケーキでお祝いしようかな」と思ってもらえる存在になりたい、と清水さんは語る。「ささやかな記念日を彩るスイーツとしてもっと使ってもらいたい。だからこそ、特別な見た目のケーキだけではなく、毎日のおやつとして親子で買いに来てもらえるような、日常に溶け込むスイーツでありたい」という思いが形となった店なのだ。

また、この店の特徴のひとつに、店舗の奥にセレクトショップが併設されていることがある。買い物ついでにカフェに寄ったり、スイーツを目当てに行ったら服と出会ったりという非日常感を、境界なく楽しむこともできるのだ。
結婚式や誕生日など特別なお祝いのときはもちろん、自分にとって身近で、大切な日にも思い出してもらえるお店であること。ギフトも、自分のお気に入りのものを大切な人へあげたくなるように「UN LIVRE」を選んでもらえること。その両方を清水さんは目指している。
どんなシーンにも選ばれるスイーツを

シンプルだがリッチになれるスイーツで空間を彩り、こだわりの技術で生活に溶け込むスイーツを提供する「UN LIVRE」。
5月26日~6月1日にはそごう横浜店・8F催会場にて開催される「クッキー博覧会」にも参加予定だ。
「UN LIVRE」はクッキー缶のほか、会場のオーブンで焼いたバナナタルトも販売するので、職人技が詰まった焼きたてを購入することができる。クッキー缶はメッセージ付だけでなく、シンプルなものなど種類も豊富に用意する。オープン後、初の外部販売となるので、気になっていたがまだ訪れていない人や、遠方の人もぜひ足を運んでみてほしい。
※価格は全て税込(8%)。イートインの場合は10%。
※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。
※営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
取材・文:窪寺奈々瀬(grooo)
撮影:松村宇洋(grooo)