2. 胃もたれの心配ご無用! 大人のための焼肉店で極上赤身&ホルモンを堪能/焼肉 わたなべ三十

写真:お店から

2021年11月、福岡市春吉のメインストリート・春吉本通りにオープンした「焼肉 わたなべ三十(ミート)」。私も足繁く通う福岡の人気焼肉店「ばかとあほ」で、腕を磨いた店主が開業した店ということで、地元の焼肉店のホープ的な存在とも言える一軒です。

名店仕込みの技術や目利きを引っ提げると共に、同店では「大人のための焼肉店」というコンセプトのもと営業を行っています。このコンセプトは「30を越えて、胃もたれが気になり出した」という店主自身の経験を踏まえて掲げたもの。若い方々ももちろん大歓迎ですが、ミドル世代に寄り添った肉選びが魅力です。

確かに気になる胃もたれ……。でも焼肉がたらふく食べたいという、わがまま30代の私にもぴったりなお店です。

出典:Pochaboinさん

「脂身ではなく肉本来の旨味を実感してほしい」と、赤身とホルモンをメインにしたメニュー展開にしているそう。さっぱりと食べられる赤身は、筋や脂身を丁寧に削ぎ厚めにカットするなど、食べやすさを追求しています。またホルモン系といっても、ハラミやツラミ(頬肉)、コリコリ食感がたまらない「ヤン」など、脂身の少ないあっさり系が中心。北九州の「食肉センター」から直送しているので、鮮度は抜群です。

醤油に大根、果実などを加えて作る特製ダレをはじめ、ピンク岩塩やレモン、ワサビなどなど、部位ごとに最適な薬味を出してくれます。それぞれの肉の旨さを存分に楽しめて、味わいがさっぱり。

原木しいたけのステーキ 出典:Pochaboinさん

「原木しいたけのステーキ」(480円)や「季節野菜の甘酢漬け」(320円)といった、箸休めのサイドメニューも用意されています。

外観 写真:お店から

店内はテーブルのほか、カウンター8席を備え、一人焼肉も気軽にできちゃう、これまた私好みの一軒。にごり酒を中心にアルコール類も充実しているので、絶品の赤身&ホルモンと一緒に堪能するのもおすすめです。

3. 味もコスパも文句なしの新鮮ホルモン! 福岡の夜を盛り上げる元気酒場で乾杯/ホルモン酒場 六べこ 六本松店

出典:norio888さん

2021年にオープンした「六べこ」。うどん酒場「みのり」や大衆居酒屋「ひなた」など“福岡で一番元気になれる居酒屋”を展開する「Unity」グループの最新店です。

次なる一手として「ホルモン特化の大衆酒場」を打ち出すなど肉ライターとして見逃せない一軒ですが、こちらで特に注目したいのが昨年から“肉のコンサル”を迎えたこと。新鮮な極上肉を厳選して仕入れることで、大衆店ならではのコスパを守りつつ、かなり上質な肉が食べられる優良店となっています。

六べこ盛り 写真:GAKU

極上のホルモンをたっぷり味わいたいなら、「特ベコ肉盛り」(2980円)がおすすめです。小腸やハチノス、コリコリ(=大動脈)、タンゲタ(=タンの希少部位)など全6種類(内容は仕入れにより異なる)がそろい、2〜3人前はあるうれしいボリューム感です。ホルモンはコリコリとした大動脈、ふわふわ感のあるハチノス、ジューシーな小腸など食感の豊かさが魅力。焼くことでそれぞれの食感をより感じ、心地よい歯応えのなかから旨味がじゅわ〜っと溢れる“口福”な時間が訪れます♪

またタレは特製の「つけタレ」「辛タレ」「レモン塩」の3種類を用意。個人的にはホルモンの旨味をガツンと引き立てる「辛タレ」がお気に入り。どろっと濃厚なタレのなかに、唐辛子の辛さが利いたクセになる一品です。これをどっぷり絡めて味わうと背徳の旨さ……これにはご飯がマストです!

外観 写真:GAKU

搾りたてレモンで味わう「クラフトレモンサワー」(1杯580円)などお酒も充実。お通しとして名物「ポテサラ食べ放題」(もちろん何皿でもお代わりOK!)をはじめホルモン各種、「ホルモン串」(1本250円)、「肉豆腐」(380円)といった一品料理も多く、つまみに困らないラインアップです。

福岡市六本松エリアに店を構え、地下鉄六本松駅から徒歩約1分。気軽に行ける駅近店で、飲み過ぎてしまっても安心です。