どうしても外せないこの4品

パリパリサラダ

「パリパリサラダ」660円

上にのっているパリパリの正体はジャガイモ。スライサーで超極細にしたジャガイモを水にさらして10時間ほど干してから揚げる。淡路島産か北海道産の甘いタマネギを大量におろしてドレッシングを作りキャベツと和えている。全体をよく混ぜて食べるのだが、ほとんどの人がヤミツキになる逸品。

 

高橋綾子さん

時間が経ってもパリパリです。材料すべてが細かく刻んであるのでひと口の中にジャガイモもキャベツもほどよく混ざって本当においしい。永遠に食べていたくなります。

炙り牛肉のにぎり

黒毛和牛の希少部位「ザブトン」を薄切りにし、オリジナルのタレにくぐらせサッと炙った肉寿司だ。まさに“トロ肉”と呼びたくなるほどとろけるやわらかさである。ぜひ生の練り七味をのせて食べて欲しい。香りが良く、ピュアな辛味で味がグッと引き締まる。

「炙り牛肉のにぎり」1,100円
 

高橋綾子さん

見た目で絶対おいしいヤツ!と思いましたが、見た目以上に甘くてやわらかくてトゥルンとした舌触りのおいしいヤツでした。かなり大きいお肉なのでひと口じゃ無理かも……なんて心配はご無用。おいしい余韻だけを残して跡形もなく消えてしまいました。

生もずく 〜そばつゆにつけて〜

久米島で朝どれの本もずくを直送してもらい、めんつゆ、わさび、ネギでそばのように食べる。もずくの概念を変えるほんのりと磯の香りのするツルッツルの喉越しは朝どれのなせる技。

「生もずく 〜そばつゆにつけて〜」880円
 

高橋綾子さん

「もずく絶対おいしいから食べてみて」という和子さんのおすすめに従って大正解! こんなにおいしいもずくは食べたことがないです。海藻だからヘルシーだし、そうめんみたいなので〆にもイケます!

ソース焼きそば

名物料理のひとつである「焼きそば」は油を使わず、豚バラから出る脂で焼きあげる。2つのヘラでリズミカルにキャベツを炒め、麺は食べやすいようにカット、細いもやしのシャキシャキ加減は絶妙だ。麺はほどよく水分を含みしっとりして、キャベツは瑞々しい。炒め時間を緻密に計算した至高のB級グルメだ。

「ソース焼きそば」660円
 

高橋綾子さん

焼きそばもお好み焼きも油を可能な限り使わないからソース味なのにとっても軽い。もやしはヒゲを丁寧に取り除いているので食感が良い。こういうちょっとした気遣いが味を左右するのです。

記憶に残るオンリーワンな料理と接客

宮地家のみなさん。左から龍彦さん、和子さん、里奈さん、俊幸さん

宮地さんが料理人となってから欠かさないことが2つある。1つは休日に家族全員であちこち食べ歩いて情報をインプットし、常に新しい“オンリーワンな料理”を作りあげること。もう1つは毎朝4時半から自ら市場に足を運んで目利きしたその日のおいしい食材を使って料理すること、である。誰でもやっていると思われるかもしれないが、本当の意味でできている料理人はそう多くはない。だからこそ客はこの店のファンになる。来てもらうのではない、行きたい!と思わせる魅力が「宮地亭」にはあるのだ。

※価格は税込です。

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認ください。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

取材・文:高橋綾子
撮影:大谷次郎